熊本県で起きた「乳児覚せい剤殺害事件」について、お笑い芸人の松本人志(ダウンタウン)がテレビ番組で独自の見解を述べている。
知人女性の生後3か月の長男に覚せい剤を投与して殺害したとし、殺人と覚せい剤取締法違反(使用)の疑いなどで24歳の男が逮捕された。死亡した乳児の胃の中から覚せい剤の成分が検出され、口から飲ませた可能性が高いという。容疑者の男は過去に離婚歴があり、別れた妻との間に2人の男の子をもうけている。また男と一緒に午前3時頃、赤ちゃんを連れてホテルに入ったという母親(覚せい剤を使用したとして逮捕、起訴)を非難する声も多い。
12月13日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でこの話題が取り上げられると、松本人志は「すごいよなぁ…」とだけ言い、スタジオに設置されているニュースを伝える画面を凝視していた。そして怒りの言葉を並べることはせず、犯人と乳児の母親について慎重に持論を展開した。
反社会的行動またはそこまでの行為でなくても、他人に迷惑をかけても無関心な人を“アホ”と表現して松本は、「アホAとアホBが出会った時、アホがスパークしますよね」と語った。「アホが1人でいる分には、まだ勝手にやっていたらいいんですけど」と、2人が出会うことでとんでもない事件に発展する場合があると述べた。
また犯罪行為でなくても、日常の生活の中で周囲に多大な迷惑をかけている実例を松本は挙げた。交通量のもの凄く多い道路でしかも一番車を停めてはならない場所で、タクシーを降りている客とそれを気軽に容認する運転手。「ここで降ろしてくれ」と頼むのがアホAの客、何のためらいもなく「はい」と従うアホBが運転手だそうだ。この2人のアホがスパークして、道路が大渋滞というアホが渦巻くに状態になったのだという。このような客に限って降車に時間がかかったり、タクシーの後ろで数珠繋ぎとなって待っている車に対して会釈すらしない。その上トランクまで開けようものなら、「周りは大迷惑なんですよ」と語気荒くして語った。
この「アホとアホが出会うとスパークする」を“名言”だとする声が、ツイッター上には多い。「本当にその通り、合わさるととんでもないことが起きる」「アホがスパークwあるある」と、このような迷惑行為の経験者は決して少なくないようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)