タレントの岡本夏生が、11月30日に亡くなった漫画家の水木しげるさんを悼んだ。『ゲゲゲの鬼太郎』を「体育座りしながら見るのが、本当に生きがいだった」と、テレビの前でワクワクしながらアニメを見ていた当時を懐かしんでいる。
岡本夏生の幼少時だと、初めてカラー放送になった70年代・第2シリーズであろうか。11月30日の『岡本夏生オフィシャルブログ「人生ガチンコすぎるわよ!」』には「ゲゲゲの鬼太郎世代だから突然の訃報を耳にして、ほんとうに悲しいです」といつもの夏生節を封印し、丁寧な言葉で水木しげるさんに対する思いを綴っている。
あらゆる漫画の中で『ゲゲゲの鬼太郎』が特にお気に入りだったという岡本。「妖怪のキャラクターがあまりにも個性が強くて、ストーリーもあまりにもおもしろくて刺激的で、いつもブラウン管に釘付けだった」そうだ。『ゲゲゲの鬼太郎』を夢中になって見ていた幼少時代を振り返れば、「あまりにも幸せだった」と今年50歳になった彼女は感慨深けである。また水木さんがかつてインタビューに答えているのを見ながら、岡本は「なんてチャーミングで、ユーモア溢れるお人柄なんだろう」と大感激したという。
この日のブログには、岡本が丸坊主にした2013年9月以降に、情報番組で披露した仮装の一つ“子泣き爺”に扮した時の写真が載せられている。リアリティを求める彼女は小道具の杖にもこだわり、なんと「SMショップ」で似たものを購入してきたそうだ。「今の俺の究極の個性は、子供の頃に見た『ゲゲゲの鬼太郎』中で登場する妖怪たちが、すごいヒントになっていたのかも」と振り返る岡本夏生。そして天国に旅立った水木さんに、「子なき爺のコスプレをさせて頂いた感謝の気持ちをお伝えできなかったことが、残念でなりません」と惜しんだ。
※画像は『岡本夏生オフィシャルブログ』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 みやび)