元テニスプレイヤーでタレントの松岡修造の日めくり第2弾『ほめくり、修造!』(PHP研究所)発刊記念イベントが15日に都内にて開催され、抽選にて招待された150名のファンと松岡が熱いひとときを過ごした。松岡は約1時間半にわたり熱血トークを展開、ときには客席からファンをステージに呼んだり、握手やハグ、サインをするなどサービス満点の対応でファンを喜ばせた。
昨年発売され大好評となった日めくりカレンダー『まいにち、修造!』に続いて、9月18日発売の『ほめくり、修造!』も総発行部数48万部に達する好調ぶり。第2弾も松岡による励ましなど修造流“熱い言葉”を一日一言、日めくりカレンダーとして記している。
「まさか最初の日めくりがあんな状態になるとは想像しなかった」と大ヒットに驚きを隠せない松岡。11月10日に発表された『ユーキャン新語・流行語大賞』の候補語50語に『まいにち、修造』が選ばれたことにも触れ、「流行語にノミネートされたことは“プレゼント”だと思う」と心境を明かした松岡は、自身が成したウィンブルドンベスト8(1995年)と比べてその嬉しさは「今のところ一緒」と喜びを表現。「なぜなら世界で戦ったテニスよりも、人を応援する方が今は間違いなく才能があるから。僕が今これだけ生き生きしているのは、僕が今もっとも好きなことができて、才能があることがやれているから」と力強く胸を張った。
小学生の子どもと親、若い女性などイベントに訪れたファンは松岡との交流に大感激、涙を流す人もいた。ファンからのリクエストでハグをした松岡は「こんなに人とハグしたのは人生で初めて。恥ずかしくって。今、女性と何人ハグしたか…」と照れながらも、「でもパワーを与えられるなら、いくらでもハグしようかなと思って」と人を元気づけたいという一心だ。
またさまざまな芸能人が日めくりカレンダーを発売していることについては、「いろんな人が日めくりを出されているのは知っています。それが(使う人の)力になればいいことじゃないですか。ただ、“売れてくれ”とかそういう方向で作ったものは伝わらないかもしれないですね。(その人の)本気の言葉がどうやって伝わっていくかだと僕は思いますね」と見解を述べた。
最後に気合を入れて大声で『ほめくり、修造!』のPRをした松岡は「僕は今(言葉を)噛んだけど、それが良さだと思うんですよ。アナウンサーは綺麗に言葉を伝えるのが大事かもしれませんよ。ただ僕は本気で伝えているから」と笑いながら持論を展開、終始人を応援する才能に長けた松岡の“本気”であふれたイベントになった。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)