7日、東京・有楽町にて映画『グラスホッパー』初日舞台挨拶が行われ、主演の生田斗真・浅野忠信・山田涼介・麻生久美子・菜々緒・村上淳ら8名が登壇した。
サプライズで1人違う入口から登場した生田。騙されたことに気付きあたふたしていると、映画を観終わった観客から「初日おめでとうー!」との言葉と共にメタルテープが発射され舞台挨拶が始まった。
「おかしいと思ったんだよね」と苦笑いする生田は「俺だけ違う会場に連れて来られたのかと思った」と動揺を隠しきれない。それを見た浅野が「リアクション面白かったよね」と笑い、続いて山田が「先輩の困った顔笑えました」とニヤニヤすると、「(山田)後で楽屋に来ーい!」と先輩生田が会場を沸かせた。
恋人を失った元教師“鈴木”を演じたの生田は、役と似てる部分を問われ「そんなに似ていないとは思いますが、弱さの中にある強さとか、意思の固に憧れる部分があって“鈴木”のそういう所を愛しながらスクリーンで表現できたらと思います」とコメント。隣に立っていた山田からは「斗真君弱さあります?」と突っ込みが入り「僕的には男らしい強いイメージですけど…しいて言えばさっきのドッキリした時のテンパっている顔ぐらいじゃないですか」と蒸し返し笑いが起こった。
そんな山田は孤独な殺し屋“蝉”を熱演。役との共通点については「いかんせん人を殺したいと思ったことが無いので」と微笑み「人に心を開くのに時間がかかる所は似ているかも」と語ると、すかさず村上が「僕にはすっごく開いてますけどね」と笑う。生田は「僕には全部さらけ出してますけどね」と対抗し、浅野も「僕なんてお風呂に一緒に入りました」と明かした。それを聞いた山田は「なんか(心)開きやすいみたいですね」と苦笑い。
裏社会のヤンキーセレブ“比与子”を演じた菜々緒は「(役と)似ていたら困りますね」とキレキャラだと話し「普段は全然怒らないんですけど、すっごく頭に来たらあんなになるかも…だからあんまり怒らせないでくださいね」と語り、映画で“比与子”に罵声を浴びせられた生田は「逆にバコーンと言われて気持ちよかったです」とまんざらでも無いようだ。
イベントでは“地元の会場にキャスト・監督登壇のプレミアム上映会を開催しよう!”という『グラスホッパー脱出キャンペーン』の抽選会が行われた。抽選対象の10劇場の中には渋谷や新宿の会場も含まれる中、プレミア上映会を実施する劇場を抽選した生田は「本当は行った事がない所が良いですよね」とカードを引く。カードに書かれた劇場を見て後ずさりする生田は「まさかのピカデリー新宿です」と焦りの表情を見せ「違う違う違う違う」と連呼。「もう1枚引かせてください」と懇願し、山田からは「渋谷とかやめてくださいよ」と釘を刺された。次に『T・ジョイ博多』のカードを引いた生田は「おお~」と胸を撫で下ろした。
イベントには他にも、佐津川愛美と滝本智行監督が登壇した。
(TechinsightJapan編集部 みほりー)