待望のシリーズ最新作『007 スペクター』がいよいよ日本公開となる(11月27日、28日、29日先行、12月4日全国公開)。それに先駆け11日、東京・六本木ヒルズにてトークショーつき特別試写会が行われた。『007』シリーズのファンの前にゲストの女優・栗山千明が背中のあいたブルーのロングドレスで登場。日本版ボンドガール姿のセクシーな栗山千明に集まった観客も釘づけとなった。
栗山千明と一緒に登場したフリーエディター(元SWITCH編集長)の内田正樹氏も映画を意識して黒のスーツで登壇。先月末、英国ではウィリアム王子とキャサリン妃がご臨席したロイヤルプレミアも話題となり、また本作のクライマックスシーンでもある砂漠の真ん中の巨大建築物が破壊されるシーンは「映画史上最大の爆破シーン」としてギネス世界記録に認定、世界中が注目する話題作だ。
一番最初に観た『007』シリーズは、初代ボンドをショーン・コネリーが演じた第2作目『007 ロシアより愛をこめて』(1963年)だと言う栗山は「母が昔観ていて、私と一緒にまた観てくれて、ちょっと母の解説が入りながら観た」と笑った。
主人公6代目ボンドを演じるダニエル・クレイグについての印象を聞かれた栗山は「クールに任務をこなしながら、傷ついた女性には優しく紳士な色気のある男性のイメージ。アクションが凄いなあと思って観ています」「カッコイイです、出で立ちから! ショーン・コネリーの印象が結構強かったけれど、それまでと違うボンド像を作られたのは格好良さの秘訣だと思う」と熱く語る。内田氏も「ダニエル・クレイグのボンドになってからは傷ついたり、女性をいたわったり、時には本気で恋をしたり人間臭さとリアリズムを打ち出している」と力説した。
印象に残ったボンドガールについて「ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドが女性をいたわる優しさを感じたのがエバ・グリーン演じるボンドガールなので、エバ・グリーンは好きですね」「冒頭女を出さない、女性が見ても共感できるところがあるんじゃないかな」と語った栗山。
「ボンドガールのオファーがきたらどうしますか?」との質問には「いやあ~想像がつかないですね。英語がなかなか話せないので難しいかとは思いますが、お話を頂けたら光栄なことなので頑張りたいなと思います!」と笑顔で言葉に力をこめた。
(TechinsightJapan編集部 斉藤智子)