手も口も常に動き、簡単にできるアイデア料理を世に送り出す、元気な料理愛好家・平野レミが2日、都内にて次男の嫁・和田明日香と『平野レミと明日香の嫁姑ごはん物語』出版報告と料理実演ライブを行った。昨年10月のNHK『あさイチ』生放送中にブロッコリーが倒れるハプニングから1年、今回の母娘実演では無事成功できたのか?
“手抜き料理がうちの看板料理!”“賞味期限は匂いを嗅いで自分で決める”“スキンシップよりベロシップ”“料理は最終的に口の中で帳尻が合えばいいの”、平野レミが嫁・明日香に伝えた料理の掟は、料理をする人なら誰でも「なるほど!」と唸らせる言葉ばかりである。「私が教わったものが全て入っている」と断言する明日香。今回の料理本は明日香のような料理が苦手な人にもお薦めの1冊だ。
話出したら止まらない平野レミは、初っ端から弾丸トーク全開である。明日香は結婚当初「キャベツとレタスの違いが分からなかった」くらい料理に無知だったことを明かす。そんな彼女も今では食育インストラクターの資格を持ち活躍している。嫁の手料理を食べたい平野に、明日香は「よりによって姑これ(料理のプロ)なんで絶対嫌です。姑に料理を作るのは公開処刑」と訴え、断固拒否の姿勢を見せた。「愛が入っていれば平気!」と言う平野だが「凄いベロの持ち主なんで」とあくまでも作る気はない様子であった。
“放送事故”として注目を浴びた倒れたブロッコリー『まるごとブロッコリーのたらこソース』のリベンジを、親子で行った平野レミと明日香。この料理ができたいきさつを、平野は「ブロッコリーが気の毒になっちゃった。敬意を込めたの」「ありのままで~」と『アナと雪の女王』の主題歌を歌いながら「ブロッコリーも喜んでいる」と愛情いっぱいに語った。
ブロッコリーの件以来「大忙しだ」と言う平野は、あの時は慌てて鍋のふたを探してつまずき、捻挫と打撲をして大変だったと明かした。テレビではブロッコリーが映り、平野の転倒はもの凄い音のみ響いようで視聴者には「分からなかった」と話す。
肝心のブロッコリー料理は、綺麗に茹で上がりソースも上手くかけられたものの、お皿を移動しようとした瞬間に転倒。今日もブロッコリーのリベンジはならなかった。「私はいつも自然体。私の料理は雑でうまい“雑うま”」「これ以上忙しくなったら大変だから倒れちゃダメだね!」と豪快に笑った。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)