元宝塚歌劇団・星組トップスターの柚希礼音(ゆずき れおん)。彼女の退団後初舞台となるミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』が、10月23日に初日を迎える。前日22日、柚希は自身のInstagramに「やっと皆様に会える日々が始まりますね」と挨拶。この日を持ち焦がれていたファンからは「ちえさんが舞台に帰ってくるの待ってました」と900件を超えるコメントが届いた。
10月20日の『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、日本で舞台稽古に励む柚希礼音に密着取材した。
“トップ オブ トップ”と称された柚希が、宝塚を退団したのは今年5月。翌月からすぐに米ニューヨークへ生活拠点を移し、『プリンス・オブ・ブロードウェイ』に向けてミュージカルの本場で武者修行を行った。全編セリフは英語で彼女以外の出演者は全員外国人。通訳がいたものの、語学力向上や他の出演者と親交を深めるために柚希は自ら英語でコミュニケーションを図ったという。毎日「自分の頭を使って、絞り出すような」努力の甲斐あって、今では英語のセリフは問題がないレベルにまで達したそうだ。
また今回の柚希の役は“ある野球選手を堕落させ、魂を奪おうとする女悪魔”という設定で、初めて舞台で女性を演じることとなる。発声方法や体の動かし方、歩幅に至るまで宝塚時代の男役とは全く違う演技を要求された。連日ハイヒールで何時間も歌い踊るので、筋肉痛がハンパなかったらしい。ニューヨークで暮らした数か月を淡々と、時には笑顔を見せながら話す柚希だったが、帰国後に人から「たくましくなった」「一皮むけた」と言われたというから、彼女が異国の地でどれほどの修練を重ねたのかが伝わってくる。「心が折れまくりました、途中は何度も」と今はさらりと流せるのも、苦難を乗り越えてきた証であろう。
彼女は22日の『柚希礼音 reonyuzuki_official Instagram』で、「衝撃的な衣装や場面もあるけど、楽しんでやるぞ」「みんなが客席で見守ってくださってるんですもんね、がんばるぞー」と記して自らを奮い立たせていた。ファンからは「本当に力一杯応援しています、頑張って下さい」「いよいよ始まりますね、舞台の上のちえちゃんを見たら涙がでそう」という応援コメントが数多く届いている。
※画像は『柚希礼音 reonyuzuki_official Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 みやび)