2日、東京・国立新美術館にて押切もえ『第100回記念二科展 初出展初入選』囲み取材が行われた。初出展にて作品「咲くヨウニ1」が入選、モデルでは押切もえが初となる快挙を成し遂げた。AneCanの専属モデルとして活躍する傍ら、小説の筆力でも本家からお墨付きをもらい、今回は絵画という新たな分野での才能を開花させた押切が“画家”として作品についての熱い思いを語った。
普段から絵画鑑賞が大好きな押切は、小学生の頃も絵を習い千葉県展でも入選を果たした過去を明かす。本作の入選を聞いて「あー入ったかぁ。ストレートな気持ちとして嬉しかった」「入選するかは分からず、祈るのみだった。ホッとした」と今の心境を語った。
本作「咲くヨウニ1」は「4月頃、日比谷公園で見た植物を一見何だろう?と思わせるように写真に撮りため、エネルギッシュなところを描いた」作品だと解説。「もともと、お花を描くのが好き」と語った押切は「綺麗なだけではなく濁った色を混ぜて木の幹とミックスした」とこだわりを明かした。
「週に1回描き、それ以外は頭の中で構成などを考えて4月から3、4か月で描きあげた」「仕事で忙しい時も忙しさを絵にぶつけてリフレッシュしていた」と絵を描いていると5時間はあっという間に経つくらい夢中になれると話す。
「自分の内側、気持ちや思い、経験が反映されることが絵を描く魅力」と話し、目を輝かせた押切もえ。彼女の優しく華やかでありたい思いが込められたキャンバスの花のように「プライベートも咲けるように頑張りたい。今(の恋)は七分咲き。まだ咲ききってない。もっと咲けばいいな」と絵を見つめながら微笑んだ。「また出展して何かの賞をもらえたら」と次の作品への意欲も見せていた。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)