エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】おおたわ史絵、薬物依存の母から受けた虐待をテレビ初告白「これにて自分の人生は一区切り」

情報番組のコメンテーターとしても活躍している医師のおおたわ史絵氏が、母親から虐待を受けて育ってきた過去をテレビ番組で初告白した。父親は東京の下町で医師として診療所を開き、家には家政婦がいたというから、おおたわ氏は何不自由なく育った裕福な家庭の一人娘に思える。しかし彼女は幼少期から勉強や習い事での些細なミスでも、母親から暴力を振るわれ続けた。加えて持病があった母親は、鎮痛剤の長期使用により幻聴が聞こえるなどの症状が現れ始め、口撃の矛先は全ておおたわ氏に向かったという。

2年前に亡くなった母親は鎮痛剤の薬物依存であり、一人娘のおおたわ史絵氏に幼い頃から暴力を振るっていた。この事実を彼女がテレビ番組で初めて告白したのが、8月17日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)である。

おおたわ氏の母親は幼児期に患った虫垂炎の処置の遅れが原因で、大人になってからも慢性的な腹痛に悩まされ続けていた。看護師時代に医師であるおおたわ氏の父親と知り合い結婚したそうだが、彼女を出産後に生活は寝たり起きたりの毎日となる。そのため家事の一切を家政婦に任せることになったが、元々教育熱心でしつけに厳しかった母親の目は一日中、おおたわ氏に向けられることとなった。

母親は毎日体の痛みを訴え、見かねた父親が鎮痛剤の注射をするようになったという。それでも痛みに耐えられなかったのか、看護師だった彼女は診療所から勝手に鎮痛剤を持ち出し、自分で打つように。しかし鎮痛剤の長期使用は脳に変化を生じさせ、母親の性格さえも変えてしまった。薬物依存が進み幻聴が現れるようになり、娘のおおたわ氏を罵るようになってしまったのだ。

この『徹子の部屋』での告白がネットニュースで流れると、コメント欄には「テレビで言えるのだから、たいしたことではなかったのだろう」「もっと酷い経験をしている人が世の中にはいる」などといった冷めた意見も見受けられる。確かにおおたわ氏は自分が受けた母親からの暴力については、「布団たたきで叩かれた」「椅子から突き落とされた」ぐらいしか番組内で語っていない。だが同番組の放送終了後に更新されたブログ『ただいまネイチャー中』で、彼女は「テレビでは話せない出来事もまだまだある」と記している。自分が受けた虐待の詳細を話すことがテレビに出演した目的ではなく、同じような境遇の人々に向けて“いつか笑える日が、きっときますよ”という、激励のメッセージを送りたかったのだ。

彼女はブログに「過去の問題を嘆くつもりも、誰かを責めるつもりもなく」と綴っている。今年の5月に発売された女性誌、そして今回テレビ番組で母親の問題を告白したおおたわ氏は「これにて、自分の人生は一区切り」とし、また『徹子の部屋』でも今後この問題をテレビで語ることはないだろうと述べていた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)