T.M.Revolution・西川貴教が6月28日、30日に自身のツイッターで、アンコールに対する考えについてつぶやいた。その後、彼のファン以外からも多くの意見が殺到し、“アンコール論争”にまで発展していた。そんな中、7月2日に長野県の上田市交流文化芸術センターで『T.M.R. LIVE REVOLUTION ’15-天-』が開催された。“アンコール論争”後初のライブであったが、これまで以上に西川とファンの絆が再認識されるライブとなったようだ。
事の発端は、6月28日に佐賀県の佐賀市民会館で行われたライブ後に西川貴教が『西川貴教(TMR15)ツイッター』で「チケット代は本編に対して頂戴しております。更に求められ、それに応える心と心の呼応がアンコールです。本当に求めて頂ければ、いくらでもお応えします。ですから『もっと』のアピールは、強く大きくお願い致します」とつぶやいたことによる。さらに彼は、30日にも「アンコールは演る側も義務ではありませんし、お客様も強制ではありませんよ、というそもそものお話をさせて頂きました」とアンコールに対する思いを綴っていた。
その後「アンコールありきという惰性がいけないと思う」「アンコールはおまけなんだから、アーティストがやりたくなければしなくてもいい」「自身のパフォーマンスがよくないからアンコールの声が出ない」「ファンを楽しませれば、自ずとアンコールの声があがる」など賛否両論の意見が出ていた。
こんな論争があったなか、2日に行われたライブ。緊張気味に臨んだファンもいたようだが、この日のライブでは西川とファンの思いが一体となり、最高のライブになったとファンはコメントを残している。
2日、西川は再びツイッターで「うちは客席の1人1人と勝負してんだからライブじゃなくて試合なんだよ! ってことは、アンコールじゃなくて延長戦ってことだ!」と記した。この言葉に「戦いだと思って参戦してます」「遠慮なく戦います」と、ライブ鑑賞ではなく“一緒に戦う仲間”としてライブに参戦するというファンからのコメントが多数見られた。
以前から、T.M.Revolutionのライブは“参戦する”という言葉で表され、アンコールに関しても“声が小さければやらない”というスタンスを取っていた。今回の“アンコール論争”は、ライブのあり方について考えさせられる良い機会であったと言えるのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 瑛里)