小室哲哉がラジオ番組に出演し、妻でglobeのボーカルでもあるKEIKOの復帰の見通しについて語った。8月5日にリリースするglobeのニューアルバムでは彼女が活動していた時のボーカルが使われており、小室は「あの人の声って不思議で…」とKEIKOの歌を改めて絶賛。アルバムを作るうえで「助かりました」と感謝していた。
“globeデビュー20周年プロダクト”第1弾として完成したアルバム『Remode 1』。7月22日放送の『坂本美雨のディアフレンズ』(TOKYO FM)に出演した小室哲哉はそのニューアルバムについて、TM NETWORKの初期の頃からタイトルにつけてきた「DRESS」を進化させ、ファッションでいう「モードを変えよう」との意味で「Remode」にしたことを解説した。声が“裸体”で、Remixによって曲の音を変えるのは“服を着替える”といったイメージだ。
パーソナリティーの坂本美雨は、ミュージシャンとしてglobeをはじめ小室哲哉に傾倒しており、今回の『Remode 1』を聴いて「やっぱり、“裸”の声の部分がゆるぎないからこそできることだなと実感しました」と感想を述べている。
小室はそれに共感するように「あの人の声って不思議で、シンセも、ゴリゴリの音とかでもハマっちゃう声なので…そこは助かりましたよね。やっぱり歌が一番大変。最後は、そこができあがっていたから」とKEIKOのボーカルを改めて評価した。
アルバム『Remode 1』は2枚組で20曲を収録しているが、選曲に悩み「まだまだ足りない、あれが入っていないとかたくさんある」という小室哲哉。第2弾の『Remode 2』も想定しているそうだ。
「残念だけど、今回はまだまだケイコさんが頑張ってるんだけど、今回はまだちょっとゆっくりしてもらっていて…まあ、期待しつつって感じですね」と第1弾では叶わなかったKEIKOの復帰について、第2弾での可能性に触れている。
さらに彼は『Remode 1』でのKEIKOのボーカル部分について「違うバージョンをちょこちょこ混ぜたりしているので…マニアの人は分かるかも」といたずらっぽく明かすと、音楽配信が増えてきて「買わなきゃ聴けないというわけではないので、ドンドン聴いて欲しい」「変わりますよ。これから音楽もいろいろ、作り手の方も」と指摘した。
そんな小室哲哉だけに、“globeデビュー20周年プロダクト”ではまだまだいろいろなことを仕掛けてきそうだ。もしKEIKOが望んでいるのならば、何らかの形で復帰するのが一番のサプライズだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)