AKB48の新曲『ハロウィン・ナイト』がテレビで初披露された。センターを務める指原莉乃は、ツイッターで新曲への自信をのぞかせながら「二年前恋チュン初披露後の酷評は忘れない」と明かしている。彼女が前々回の『AKB48選抜総選挙』で女王となり、センターに立った『恋するフォーチュンクッキー』は日本で大ヒットしたばかりか、世界でも振り付けが踊られるほどの人気となった。しかし、当初は高橋みなみらメンバーさえもヒットするのか不安だったという。今回の『ハロウィン・ナイト』は果たして“恋チュン”に迫ることができるのだろうか。
指原莉乃が7月4日に放送された『THE MUSIC DAY 音楽は太陽だ。』(日本テレビ系)の出演を終えて、『指原莉乃(345__chan)ツイッター』で新センター曲『ハロウィン・ナイト』について「三か月たくさん聴いて覚えて、ハロウィン当日踊ろう」とつぶやいている。ディスコ調の楽曲と、パパイヤ鈴木による踊りやすい振り付けという点では『恋するフォーチュンクッキー』と同じコンセプトと言えそうだ。
ただ、“恋チュン”が指原莉乃をモデルにしたかのような目立たない女子の胸のうちを歌ったもので、曲中の前向きなフレーズがAKB48ファンに限らず老若男女の共感を呼んだのに対して、新曲がハロウィンパーティーを舞台にしたラブソングであるところに大きな違いがある。
一方で『ハロウィン・ナイト』ではメンバーの衣装が、柏木由紀は“猛獣使いのS女王”、横山由依は“ドラキュラ”、山本彩は“騎士の亡霊”というようにハロウィン風なのが特徴だ。AKB48の衣装担当としてメンバーたちを精神的な面からも支えてきたAKB48グループ総支配人の茅野しのぶさんは、『トークアプリ「755」・しのぶのトーク』で衣装へのこだわりを明かしている。たとえば、高橋みなみがネコ耳をつけた衣装は、愛猫の死を受け入れられない博士が作った「人造ブリキネコ」「切ない話や」という。
そのように、メンバーの衣装に隠れたいきさつを知りつつパフォーマンスを楽しむことができるのはおもしろい。また、ディスコ調という意味では“恋チュン”に近いが、歌詞にもあるように昭和のディスコティックをイメージさせる楽曲なので、当時のディスコファンはたまらないだろう。
センターの指原が「以前にハロウィンが好きな女はビッ○だとテレビで発言したことを詫びます! ラブハロウィン!」とまで言い切るこの新曲『ハロウィン・ナイト』。“恋チュン”のような広い人気を得るかは分からないが、ハロウィンの定番曲となりそうな予感だ。
※画像1枚目は『twitter.com/Yui_yoko1208』、2枚目は『twitter.com/Yukiriiiin__K』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)