大阪在住の直木賞作家・黒川博行の小説「煙霞(えんか)」をドラマ化した連続ドラマW煙霞-Gold Rush-「第一話」完成披露試写会が16日、東京・有楽町にて行われた。試写会後には主演・森山未來、中村ゆり、木下ほうか、小林聖太郎監督が登壇し関西弁オンリーの舞台挨拶が行われた。
ドラマで着用したよれよれのコートで登場した森山未來。昨年文化庁の文化交流としてイスラエルのダンスカンパニーに所属していた森山にとって、本作が帰国後初の映像作品となる。「イスラエルから帰って来て、何かを得た感じは全くないけど大丈夫ですか?」と切り出した。演じた役について「出来る限り普段着の感じでいれそうやな」と語り、3月から6月までずっと同じ衣装を着ていたことを明かし「最後めっちゃ暑くて」と笑った。赤錆もつきボロボロの衣装を改めて見た森山は「臭いですか?」と共演者に確認。木下ほうかから「洗濯はしているんですか?」と突っ込まれる場面もあった。
「こんなに激しい女(の役を)いただけるのは滅多にないので、自信なく(現場に)入った。監督が容赦なく、今までに吐いたことのない暴言を吐かせてくれたので、段々ストレス発散になった」と語る中村は、高畑充希とのケンカのシーンではアドリブだったことも明かした。
最近バラエティ番組にて“イヤミ課長”が人気の木下は「いつもの通りのイヤミ役でした」と笑いを誘った。そんな木下のことを小林監督は「夜の尾木ママ」と表現した。
森山は現場の雰囲気を「関西弁のノリが共有できる。関西と関東では成立しないベタな空気が楽屋にも現場にもあった」と振り返った。
WOWOW土曜オリジナルドラマ 連続ドラマW 煙霞-Gold Rush-は7月18日(土)スタート(全4話)第一話無料放送
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)