9日、都内にて「日本フェアプレイ大賞2015-2016募集開始発表会」が行われ、シンガーソングライターのナオト・インティライミと元マラソン選手の有森裕子さんが“フェアプレイ・アンバサダー”に就任した。
日本体育協会が掲げる「フェアプレイで日本を元気に」は、“行動”と“精神”の両方がスポーツを真に楽しむ上で欠かせないという。このフェアプレイに関するエピソードについて話が及ぶと、旅人としても有名なナオト・インティライミは世界40か国以上旅をしていると帰国した時に日本人のフェアプレイが日々の日常にあふれていることを感じると言う。「通勤通学のラッシュの時にピタっと並ぶシーンは日本が一番。この精神は日本人ならでは」と熱く語った。
また有森裕子さんは、1991年の大阪国際女子マラソンの時の選考レースにおいて一番辛い35キロの給水でスポンジを取り損ねた時に「前を走っていたドイツ人の選手が振り返り、2つとったスポンジのうち1つを渡してくれたことに感動した」と当時を振り返った。
ナオト・インティライミは、歌手であり、旅人であり、またアスリートとしての顔も持つ。かつて柏レイソルのジュニアユースチームにも所属したこともあるナオトは「サッカーはずっと続けている。ワールドカップに出たいという気持ちは今もある」と話す。今回提供したフェアプレイ応援ソング『Brave』は「アスリートとしての気持ちと応援するサポーターの気持ちを両方組み込んだ勇気と戦いの歌であり曲になっている」と曲への想いを語り、会場で生披露した。
7月10日を「フェアプレイの日」と制定されたことから、明日は「7の10で納豆。ナオト・インティライミの日」であることに話が及ぶと「納豆は食べないけど、やる曲しゃべる内容を一切決めないノープランのスペシャルライブを行う」と明かしたナオト。年末に行われる京セラドームのライブについても「初心にかえり挑戦したい。4万人というキャパのライブなので、ズルすることなくフェアプレイ精神にのっとり(チケットの)手売りもしていく覚悟で4万人の景色を見れるように、半年間死にもの狂いで頑張りたい」と意気込んだ。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)