“噛まれたら、みんなヤクザ”。市原曰く「クレイジーでぶっ飛んでいる」三池崇史監督ワールド全開の映画『極道大戦争』公開初日舞台挨拶が東京・新宿で行われた。
20日、公開初日舞台挨拶に登壇したのは市原隼人、成海璃子、リリー・フランキー、高島礼子、青柳翔(劇団EXILE)、でんでん、坂口茉琴、KAERUくんら豪華キャストの面々である。映画の撮影で欠席の三池崇史監督について、「コンビニでバイトのため欠席」と言うリリー・フランキーの冗談は終始滑らかな口調で笑いを呼んだ。
台本を読んだ時の感想を聞かれたキャストたちは三池監督のぶっ飛んだ世界が理解できないものの、惹きつけられたことを明かす。市原「クレイジーでぶっ飛んでいる。本当にやるのかなと思った」、成海「KAERUくんって何だろう? 河童って何だろう?ってすごく混乱した。この祭りに参加したい気持ちになった」、リリー「イカレてるなと思った。血が出たらダメとか色々な規制があるなか現場現場で規制がR-28まで上がった時もあり、これ誰が観ていい映画なんだって(笑)。いつもRいくつか聞いてましたね」、高島「何回読んでも分からない。変に自分で理解するより監督に任せよう。よく分からないのが面白い」、青柳「あまり深く考えるのはよそうと単純に思った。三池さんについていこうと」、でんでん「見た時これ準備稿だろう、決定稿だったのでよくこんな企画通るなと。受けたのが日活だと聞き安心した」、坂口「刺激が強めな絵本」と皆楽しそうに語った。
また映画にちなみ、『噛まれたら何になりたいか?』とのお題に事前に巻物にしたためたものを披露するコーナーもあった。「大阪のおばちゃんになりたい」という市原の答えに続き、青柳は「(映画に登場する謎の)KAERUくんになりたい。強いし必殺技あったら便利ですよね」と回答。それを聞いたKAERUくんは喜びを抱きつくことで表現した。一方のKAERUくんは「EXILE」になりたいとフリップを披露し、軽やかなダンスを見せる。「KAERUくんダンスうまいし、同じ事務所の方いますよね?」と司会者に振られた青柳は「絶対くると思った」と身構えた。「身体能力が高い」と褒められたKAERUくんと、まさかのダンスを披露することになった青柳は「ちなみに僕、ダンスできないけど大丈夫ですか?」とEXILEらしからぬ発言で会場を沸かせた。司会者に促されてKAERUくんと“Choo Choo TRAIN”を披露した青柳は、ダンスを終え「なんだこれ」と苦笑い。滅多に見ることができない光景に会場も大喜びであった。
全てのアウトローに捧ぐ―三池崇史の原点回帰。日本の未来をかけた、超絶YAKUZA WARS開戦!! 男も女も、女子高校生、看護婦、キャバ嬢、教師、警官までも… もう、止まらない“全員ヤクザ化!現象”。“噛まれたら、みんなヤクザ。”堅気は吸わぬ 親分と 盃かわす 血の契り 毘沙門天まもる鬼となれ。カンヌが沸いた本作は北米でも公開が決定し、世界21か国で“血の儀式”がスクリーンに映し出される。
映画『極道大戦争』は、TOHOシネマズ新宿ほか全国上映中!
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)