アイドルグループ・ dropのメンバーで「2000年に1人の美少女」と話題の滝口ひかりがバラエティ番組『深イイ話』に出演した。番組では事前に芸人のサバンナ・高橋茂雄が、彼女が暮らす実家の集合住宅、いわゆる団地を突撃レポートしたところドラマのような一家に感動する。
滝口ひかり(20)は週刊誌のグラビアに載って、その可愛さから「2000年に1人の美少女」と話題になっている。5月11日の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)では、そんな彼女を取り上げて千葉県にある集合住宅の自宅をサプライズ訪問した。
実家には父(43)と母(44)、二女のゆづきさん(18)と三女のきららさん(15)、そして長男のそらくん(14)という6人で暮らしている。もう20年近くになるというから子どもたちが生まれる前からだ。ふすまの破れはカレンダーをガムテープで貼って補修しており、壁のキズもガムテープでカバー、キッチンの床にはアイロンのコゲ跡があった。サバンナ・高橋はそのコゲ跡を発見して「サザエさんでしか見たことがない」と驚いたほどだ。
6畳の部屋には二段ベッドが置いてあり、「いつも家族が全員過ごす、リビング的な部屋」となる。テーブルを囲んで食事する時は全員が着席して、手を合わせて「いただきます」。「仕事や学校で居ない時以外は、全員が着席してからでないと食べさせません」とお父さんは言う。
夜はテーブルを端に寄せて、二段ベッドで二女と三女、床に布団を敷いてお母さんとひかりが寝る。その光景に高橋は「これが家族ちゃうか!? 家族ってこれちゃうか!?」と感動で立ち尽くした。
また、この日は、ちょうどご両親の結婚記念日ということから子どもたちよりサプライズで帽子とケーキのプレゼントがあった。嬉しさで声を詰まらせるお父さんに涙をこぼすひかり。ドラマのような場面に高橋も涙ぐんだ。
そんなひかりだが、学生時代に母親に向かって「どうして、私には私の部屋がないの?」と言ってしまったことがある。母は「ごめんね、ひかり。ウチにはお金がないから…」と答えたそうだ。ひかりは「子どもに言いたくないことを(母親に)言わせちゃった」と後悔して、その後、両親に負担をかけまいと酒店でバイトを始めた。
ひかりが短大へ進学して保育士になろうと考えていた矢先、街角で撮られた写真が若者向けのファッション誌に載り、それがスカウトの目に止まってアイドルとしてデビューする。一時期は迷ったこともあるが「本気でやる!」と話すと父親も「家族全員で応援するぞ!」と言ってくれた。
今ではアイドルグループ・ dropのメンバーとなった滝口ひかり。夢は武道館のライブに家族を招待することだ。そんな彼女のVTRを見てスタジオは温かい感動に包まれた。「複雑やな…滝口さんが成功して大きい家をプレゼントしたら、あの最高の空間がなくなってしまう」という今田耕司の言葉が胸に残る。
だが、徳井義実(チュートリアル)が「集合住宅のご近所もみんな応援してくれそうやね」と感慨深げに語った時だ。西川史子が「あれって、集合住宅って言うんですか?」「全く、共感できるところが何もなかったので…」とこぼして今田をがっかりさせた。もっとも、彼女は“深イイ”を選んでいたので、本当は琴線に触れるものがあったのだろう。
dropが所属する日本ツインテール協会の会長による『古谷完 《日本ツインテール協会会長》(KanFuruya)ツイッター』には「泣きました」「とっても素敵でした」などの感想とともに「ますますたっきーが好きになりました。あー、でもたっきーが全国に見つかっちゃったな。嬉しいけど、ちょっと複雑(笑)」というコメントも届いている。
Rev. from DVLの橋本環奈に倣って「2000年に1人の美少女」とまで言われる滝口ひかりだけに、いよいよブレイクの時かもしれない。
※画像は『twitter.com/KanFuruya』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)