SNSやブログ用にと飲食店でスマホを使って写真を撮る人たち。マナーを守れない撮影者が増えたため、最近では店内での撮影を禁止しているお店も目立ってきている。また一緒に食事をしている相手がスマホで撮影すること自体を、嫌がる人も中高年を中心に多いようだ。そんな声に「何が嫌なんですか?」と首をひねるのが、実業家の堀江貴文氏である。
堀江貴文氏は自身が手がけているグルメサイトがあるため、外食先で運ばれてきた料理を撮影するのも仕事だとの考えだ。しかし月1レギュラーの『5時に夢中!』(TOKYO MX)で共演している中尾ミエは彼と会食した際、写真撮影だけでなく食事中もスマホをいじっていたと呆れ顔。一方、堀江氏は、同席した相手が飲食店で料理を撮影することを嫌がる気持ちが理解できないと話す。
4月24日放送の同番組で“ランチに行くと必ず撮影する友達を許せるか”との話題には、中尾は“みんなで食事することを楽しむべき”と容認し難いようだが堀江氏は「慣れますよ」と涼しい顔だ。
「話題がある時だけ(SNSなどに)あげれば良い」と毎日SNSを更新する必要性が理解できない中尾に対して、堀江氏は「有名人にはその気持ちがわからないんですよ」と説く。堀江氏によると、自己顕示欲が強い一般人もたくさんいて、少しでも目立ちたいという気持ちが、彼らをSNSやブログの更新にせっせと向かわせるのだという。
堀江氏と年齢が近いミッツ・マングローブは個々に運ばれてきた料理の写真を撮るのは構わないが、大皿でみんなで取り分ける料理を“ちょっと待って!”と、箸を付けるのを停止させてまで写すのは抵抗があるようだ。この話にも堀江氏は「ノロいヤツはダメです」と大皿料理では遠慮せよではなく、素早く写せるように構えていることが重要だと話していた。
お店側の店内での写真撮影禁止の理由の1つには、口コミ・グルメサイトへの投稿者とのトラブルを避ける意図もあるらしい。間違った情報や事実無根の悪質な内容が投稿されることが増えてきており、こうした行為が営業妨害となってしまうケースがあるのだ。これからも撮影ができなくなる飲食店が増えれば、“自分の排泄物を、毎日(SNSに)載せるヤツが出てくるかも”というミッツの言葉が冗談では無くなりそうで怖い。
(TechinsightJapan編集部 みやび)