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writer : maki

【エンタがビタミン♪】綾瀬はるか『海街diary』の長女役に「あれが本当の私です!」長澤まさみ「でも、ジョークも言います」

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが映画『海街diary』の完成披露イベントに登壇した。この日は、カンヌ国際映画祭へ参加することも発表され、出演者のリリー・フランキーが「この4人がレッドカーペットを歩くなんて、日本が自慢できる誇りですよ!」と言うほど美人ぞろいの四姉妹である。

5月11日、是枝裕和監督による映画『海街diary』の完成披露イベントが六本木ヒルズアリーナで開催され、メインキャスト四姉妹役の女優4人と共演者の大竹しのぶ、風吹ジュン、リリー・フランキー、そして是枝監督が登壇した。

綾瀬はるかが演じる長女・幸(サチ)は、両親のいなくなった家を守り、腹違いの妹をひきとって面倒をみようとするしっかり者だ。綾瀬はそんな役どころについて「私が演じた長女は、すごく生真面目で不器用で背負っているものがたくさんあります。あれが本当の私です!」と言い切る。

しかし、長澤まさみが「しっかり者でみんなをひっぱってくれるし頼りがいのある方ですね。でもジョークもたくさん言います」と笑いながら明かすと、夏帆も「笑わせてくれます」、広瀬すずは「はじめてお会いしてからテレビでみる綾瀬さんのまんまだなと思いました!」と証言した。

長澤まさみは自由奔放なキャラクターで、繊細な部分も持つ次女・佳乃(ヨシノ)役だ。彼女は「次女としてわりと家族の問題に関して意識していたり、周りに気を配っている人ですね」と役柄を語ると、「おちゃらけているところは似ているけど、佳乃ほどお酒は呑めません(笑)。性格は正反対だと思います」という。

夏帆は個性的でマイペースな三女・千佳(チカ)役で、インタビュアーから「すごく美味しそうに食べるので、観ているこっちもお腹がすきました」と振られると、「撮影での食事は本当に美味しくて、カメラが回っていないときでもみんなすごい食べていました!」と裏側を明かした。

広瀬すずは、腹違いの四女・すず役を務めた。彼女は「映画の中で最初はお姉さんたちと距離をとっているけど、だんだんと家族になってその距離が縮まっていく感じが…実際の現場でもそうだったので、そういうところも映画の中で表れていると思います」と振り返っており、劇中と現実がリンクするほど役になりきれたようだ。

映画『海街diary』イベントに登場した綾瀬はるか達

そんな4人がメインキャストとなる作品について、是枝裕和監督は「四姉妹の話だけど、四姉妹diaryではなく海街diaryだから、周りのひとたちがこの四姉妹をどう見つめていくかということを描くことが大事。だから周りのひとたちから話を広げられるようキャスティングしたつもりです。撮影中はカットをかけないですっとみていたいなと思える瞬間がいくつかありました。そう思える現場は監督にとって幸せです」と語る。

ただ、是枝監督の『そして父になる』にも出演したリリー・フランキーは「今回は是枝さんの男の目をはじめてみました! キラキラしてましたね。僕も四姉妹の誰かとして出演したかったですよ!」と証言しており、やはり四姉妹の存在で現場は華やいだらしい。

また、カンヌ国際映画祭への渡航にむけて調整中であった監督と四姉妹だが、この日は綾瀬はるかから参加することが発表された。「ワクワクドキドキです! 世界の方がどうみてくださるか楽しみです!」という綾瀬らの笑顔に向けて、リリー・フランキーは「今回は連れていってもらえないので自宅で待機ですが…美しいけど人間くさい部分は評価されるところだと思います」と期待を込めた。

さらにリリー・フランキーが「とにかくこの4人がレッドカーペットを歩くなんて、日本が自慢できる誇りですよ! ドレスは露出多めでね!」と要望すると、是枝監督は「僕は露出少なめでいきます…」と返した。露出度はほどほどにしても、四姉妹がカンヌで並ぶ姿は楽しみだ。

映画『海街diary』は、2015年6月13日(土) 全国ロードショーとなる。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)