2008年に再結成ライブを行ったX JAPAN。このライブは機材の関係で、開始時間が大幅に遅れたことがファンの間で知られている。しかしその遅れにはYOSHIKIはじめ、メンバーの並々ならぬある思いが秘められていたのだ。
3月31日放送の『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)に出演したX JAPANのToshl。以前、番組で放送された“X JAPANの知らなきゃ良かった”を見ていたという。前回の放送後、YOSHIKIは自身のツイッターで「真実と異なる事や、編集等、色々と思う事があり、少し傷つきました」とコメントしていたが、今回はToshlに対して「ファンの方も知らないような“知らなきゃ良かった”を言ってこい」と発破をかけたそうだ。
Toshlは“知らなきゃ良かった”という通り、「ズボンのお尻の部分がやぶけた」、「“お前ら気合い入れろー!”と客を煽っている時に、思いっきりこけてものすごく痛くて涙が出た」「股間のチャックが開けっ放しだった」など、X JAPANらしからぬライブ中での失敗を次々と明かす。
そして、再結成ライブの真相についても語った。「開始時間が3時間押して、演奏時間が40分だけ」とも言われているが、実際は開始時間が2時間半の遅れで、ライブそのものは2時間だったそうだ。では、なぜ遅れたのか。実はこのライブで、メンバーの強い思いから亡くなったHIDEさんの3D映像を映し出すことになっており、最新の機材を米国から取り寄せたため調整に時間が掛かったという。その時、YOSHIKIは「申し訳ないけど、今回はどうしてもHIDEと一緒に(ステージに)立とう。(責任は)俺が全て被るから」と話したそうである。話を聞いていた司会の中居正広は、「ファンの方々はほんとに嬉しいと思うわ」と感動した様子であった。
これまでのX JAPANのイメージを覆すような失敗談まで語ってくれたToshl。しかし再結成ライブの真相からして、X JAPANはいつまで経ってもファン思いのかっこいいバンドなのである。
※画像は『YOSHIKI yoshikiofficial Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 瑛里)