お笑いコンビのナインティナインやキャイ~ン、よゐこと加藤浩次(極楽とんぼ)はデビューが1989~1991年と時期が近く、昔からテレビ番組などで一緒になることが多かった。若い頃はお互いライバル心から対立することもあったが、現在は苦楽を共にした仲間としての絆が深く、過去の行き違いも今では笑い話になっているようだ。
4月4日放送の『もしもツアーズ』(フジテレビ系)では“もしももしツアにめちゃイケがやってきたらスペシャル”と題し、富士山のふもとでバーベキューを行った。お酒も入り、ほぼ同期だというナインティナインやキャイ~ン、よゐこと加藤浩次らはコンビ論や思い出話に花が咲く。
20年以上も一緒に仕事をしていると、解散まで至らなくとも「コンビ間に波風が立つのは当たり前」と言う加藤。この意見に皆がうなずく中、該当しないコンビがいた。キャイ~ンである。
「キャイ~ンは、おかしい」と言われるのは、学生時代の友人同士のような付き合いが今も続いているからだ。たとえば天野ひろゆきは携帯の通信履歴が今でも、相方のウド鈴木だらけ。他のコンビは携帯で個人的に連絡を取り合うことはほとんど無いのだ。喧嘩らしい喧嘩もしたことが無く、相方に対して嫌な感情さえ覚えたことが無いというふたり。このようなコンビは「後にも先にもキャイ~ンだけ」と加藤が感心すると、ウド鈴木は子どものような笑顔で喜んでいた。
コンビで活動していた時の加藤は、楽屋で弁当を食べている相方の鼻息さえ癇に障り、“コノヤロー!”と怒りが湧いてくることもあったそうだ。その頃はプライベートで連絡など取り合わなくなっていたのに、最近は「いつ、やるの? ライブ」などとよく電話をしているという。“(コンビは)ひとりになった時、ふたりの大事さって気付くことがある”。先日、司会を務める番組で語った彼のこの言葉に、相方に対する今の思いが込められている。
(TechinsightJapan編集部 みやび)