エンタがビタミン

writer : negishi

【エンタがビタミン♪】土田晃之、「明石家さんまは恩人」と感謝。でも新番組共演は「憂鬱でしょうがない」ワケ。

お笑い芸人の大御所・明石家さんまが、4月に始まるフジテレビ系バラエティ『さんまのお笑い向上委員会』の司会を務めることが決まった。土曜夜のフジテレビ系バラエティにさんまが登場するのは実に26年ぶりということで期待が高まっているが、同番組での共演が決まっている芸人・土田晃之が、自身が苦しい時期に気にかけてくれたというさんまとのエピソードを披露。「恩人以外の何者でもない」と語った。

3月1日に放送されたニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』内で、さんまの新番組について触れた土田。すでに彼が同番組に出演する話はリスナーも周知の事実だったようで、「楽しみにしています」というメールが寄せられていた。その中で「さんまさんは土田さんにとってどんな存在ですか?」という質問を読み上げた土田は、「(さんまさんは)恩人以外の何者でもない」と、さんまとのエピソードを語りだした。

ピン芸人として活躍する以前は、「U-turn」というコンビで活動していた土田。伝説のバラエティ番組『タモリのボキャブラ天国』(ボキャ天)などで活躍していたが、ボキャ天ブームが去ると仕事が激減し、土田曰く「しんどい時期」だったようだ。その頃に助けてくれたのがさんまだという。

この厳しい時期に、1999年~2001年まで放送されたフジテレビ系バラエティ『明石家マンション物語』のオーディションを受けたという土田。そこで出された課題は“あいうえお作文”で、土田は“ま行”を回答。その時の「マタドールと呼ばれた男が」という発言がさんまの目に留まり、見事レギュラーの座を獲得したのだという。しかもさんまは、そのことを長らく覚えていてくれたそうだ(昨年、さんまはMBSテレビ『痛快!明石家電視台』の中でそのことに触れ「土田はお笑いのセンスがあるっていうので、レギュラーになってもらった」と発言している)。

せっかくレギュラーを掴んだ土田だが、その最中に相方が芸人を辞めることとなり、同番組内で発表。以降土田はピン芸人としての道を歩むことになるが、さんまはそんな土田をずっと気にかけてくれていたという。

ちなみに、土田と同じ状況だったくりぃむしちゅー(旧コンビ名:海砂利水魚)も、この番組に救われたと語っているそう。さんまは多くの芸人の“恩人”となっているようだ。

そんな恩人と新番組で共演を果たす土田だが、「皆さんは楽しみにしてるかと思いますが、憂鬱でしょうがないです」と心境を吐露。「さんまさん1人で十分だから、ずっと1人でしゃべるんだもん」「しかもそこに今田耕司さん、2人で十分」「堀内健、自由な人でしょ、どうしたらいいんだ」と個性的なメンバーに頭を抱えている様子だ。それでも「僕も楽しみにしてますよ」と語った土田、まだ企画もざっくりとしか聞いていないようだが、果たしてどんな番組になるのか楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)