9歳の速弾きギター少年・木内慶次くんがテレビ番組で生演奏を披露。その想像を絶するパフォーマンスにスタジオ中が圧倒される中で、ゲストの石田純一は「現時点でジミー・ペイジより上手い!」と大絶賛した。それほど慶次くんのギター演奏には人を唸らせる魅力があるようだ。
そのYouTube動画は世界中から視聴されるギター少年・木内慶次くん。小学2年生(8歳)の時に披露した『Canon Rock カノンロック』の動画は視聴回数19万5000回を超える人気だ。その彼が3月21日放送の情報バラエティ番組『知っとこ!』(MBS毎日放送)の特集“春休み!スゴ技キッズ 大集合スペシャル”で紹介され、スタジオでソロギターを披露した。
演奏したのは『Canon Rock』だったが、彼も現在は9歳で小3となっており、8歳の時に動画で公開したパフォーマンスよりさらに複雑なアレンジでテクニックもパワーアップしていた。MCの松嶋尚美は演奏を体感しながら鳥肌が立ったように半袖の腕をさすっており、演奏を終えると「どういうことや? その手は?」と不思議そうに聞いていた。
石田純一にいたっては興奮気味に「超絶!」と慶次くんに歩み寄り、「現時点でツェッペリンのジミー・ペイジより上手いと思う」と絶賛。やはりゲスト出演していた石塚英彦を振り返ると、彼も「これは、マーシャルも喜んでますよ!」とアンプを見ながら同感した。
慶次くんのブログ『ギタリストへの道~メタルキッズ奮闘記~』によると、幼稚園年中時に兄とX JAPANのライブビデオを見てギターに興味を持ち、年長から本格的にギターを始めたという。2014年にはコンテストなどに出場してテレビ番組にも出演し始め、その年にギターメーカーESPとエンドース契約を結んでいる。
驚きなのはライトハンド奏法やスウィープ奏法といったハイテクニックを難なくこなす彼がコードは覚えておらず、楽譜も読めないことだ。聴いた曲はその通りに弾けるので必要がないらしい。ただ、毎日5時間練習するというからやはり努力の賜物だろう。
何より、ギターを弾くときにはロックギタリストのオーラを出していながら、普段はシャイで口数も少ないのがアーティストらしくて好感が持てる。そんなところも人気の秘密だろうか、今回の出演でも泊まったホテルにファンが駆けつけたという。
2014年11月24日に動画公開された、楽器フェアで演奏した『Winning Run』では、会場から熱い拍手と声援が送られている。9歳にして人気ミュージシャンのような反響だ。
松嶋尚美は慶次くんに「世界に行きなさい! 飛び立ちなさい!」と真剣にエールを送っており、彼も「世界一のギタリスト」が夢だと語っていた。9歳なので成長は早い。夢が実現する日もそれほど遠くないのではないか。
※画像はYouTubeのサムネイル。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)