女優の中谷美紀がアジア・フィルム・アワード・アカデミーより、優れた才能を持つ映画人に贈られる『Excellence in Asian Cinema Award』を受賞することが分かった。同賞の受賞はマレーシアの女優ミシェル・ヨーに次いで2人目となる。
アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)はマカオで開催するアジア・フィルム・アワードにて、日本の女優である中谷美紀に『Excellence in Asian Cinema Award』を授与することを発表した。優れた才能を持つ映画人にスポットを当て、その映画人のアジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える賞を贈ることについてAFAA会長のウィルフレッド・ウォン氏は次のようにコメントしている。
「このたび中谷様に、Excellence in Asian Cinema Awardを授与できますことを光栄に思います。彼女のこれまでの活躍は、多くの映画人や観客の心を捉え続けてきました。彼女の幅広い演技力と舞台、映画、テレビにおける功績は、芸術と演技に対する彼女の情熱と献身を証明するものであります。彼女はアジア映画界のロールモデルであり、彼女の功績はより広く称えるにふさわしい人です。」
“ロールモデル”とは模範や手本を意味し、彼女への大きな称賛が伝わるものだ。
中谷美紀は主演映画『嫌われ松子の一生』(2006年)で第1回アジア・フィルム・アワード主演女優賞を受賞。過去にアジア・フィルム・アワード特別賞を受賞したのは山田洋次監督(日本)、俳優のアミターブ・バッチャン(インド)、チャン・イーモウ監督(中国)、ホウ・シャオシェン監督(台湾)、アン・ホイ監督(香港)などの映画人がいる。
第9回アジア・フィルム・アワードは、2015年3月25日(水)にマカオのベネチアン・シアター(ザ・ベネチアン・マカオ内)にて開催予定。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)