タレントの岡本夏生は、芸能事務所に所属していない。マネージャーや事務員も雇っていないので、仕事の依頼も彼女が直接受けているという。こうしたフリーランスの芸能人のもとには、怪しげな仕事が持ち込まれるケースも少なくないようだ。
3月10日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)“夕刊ベスト8”のコーナーで取り上げられた“春に増える「詐欺」や「悪徳商法」”の記事に関連して、火曜レギュラーの岡本夏生は最近依頼があった仕事について語り始めた。
岡本が最初に連絡を受けた時、それは雑誌のインタビューのような仕事だとの話であった。インタビューの仕事にしてはギャラが若干高かったので、彼女は乗り気になったようだ。しかし打ち合わせの場でまず覚書を出され、捺印を迫られたという。インタビューの仕事で、そのようなケースは非常に珍しいとのこと。さらに岡本は覚書の内容に愕然とする。
覚書には“テレビ、ラジオ、雑誌、ネット、いわゆるオール媒体に対して、(岡本の)画像を無償で半永久的に使用する”、“今回発生したギャラ以外の追加料金は、今後一切請求しない”などと書かれていた。話を聞いていたMCのふかわりょうが「それは広告ですね」と言い、彼女も深くうなずく。もちろん岡本も納得せず、「これインタビューって聞いたけど、もしかしたら某企業の立派な広告の仕事で、大きな広告代理店を通すレベルの仕事なんじゃないの?」と問い詰めるも、依頼主は「まぁまぁ、広告と言えば広告ですけどね…」と言葉を濁す。インタビューの内容も某企業を褒めることを求めていたため、これは“ステルスマーケティング”のような仕事ではないか―とも勘繰ったようだ。
“立派な広告の仕事なのに、インタビュー形式のギャラでこの覚書に印を捺せ―というのは乱暴ではないか”と岡本は考え、「(実際は雇っていないが)弁護士と相談します」と伝え、覚書の件は保留にしたそうだ。そうこうしているうちに、依頼主の方から去っていったのだという。
芸能事務所にも所属せず何のバックも持たない岡本だからこそ、狙われたのだろうか。「悪質ですね」とふかわは複雑な表情を見せた。ちなみに今回の件に関して、相手側との打ち合わせは全て録音。電話での交渉も、スピーカー状態にしてやり取りを録音しているという。岡本によると先方も頭が良いので、“重要なことは、証拠が残るメールでは絶対に知らせてこない”とし、電話の録音こそが大事だと力説した。そして「裁判になっても勝つ自信あるからな!」と公共の電波を使って宣言した。
(TechinsightJapan編集部 みやび)