エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】矢野顕子が“女の子らしく”を検証したCM『Always #LikeAGirl』に共感。「ぶわっと号泣した」

ミュージシャンの矢野顕子がテレビで見た『Always #LikeAGirl』というCMについてツイッターでつぶやいている。子どもから大人までの男女数人に「Like A Girl」(女の子らしく、女の子みたいに)との条件で走ったり、ケンカしたりする様々な動作をしてもらい検証する動画だが、ある年代を境に明らかな違いが出た。矢野顕子はある女の子の言葉に「ぶわっと号泣した」ほどその内容に共感したようだ。

アメリカ・NYに在住する矢野顕子が、2月3日に『矢野顕子 Akiko Yano(Yano_Akiko) ツイッター』で「夕べのスーパーボールで一番 私が好きだったCMです」とその動画を紹介している。女性用衛生用品ブランドAlwaysによる『Always #LikeAGirl』はYouTubeでも2014年6月26日に公開されており、閲覧数は5486万を超える人気動画だ。

女性ディレクターが「Run like a girl.」、「Fight like a girl.」、「Throw like a girl.」など、“女の子らしく○○してみて”と数名の男女にそれぞれ依頼して思いついたままの動作をしてもらう。すると、中学生程度と思われる男子や20代前後の女性や男性は“なよなよ”とした動作をしてみせるが、10歳の女の子をはじめそれより下の年齢の子どもたちは“力いっぱい”動作する。

「Run like a girl.」と言われて、元気いっぱいに走ってみせた赤いドレスを着た幼い子がいた。ディレクターに「“Run like a girl.”と言われてどう受け取ったのか?」と問われた彼女は、「It means run as fast as you can.」(できる限り速く走りなさい)とキッパリ答えている。

その後、質問を受ける中で、他の女性たちも“Like A Girl”という響きは「“good thing”か“bad thing”のどちらかといえば、“bad thing”だ」と答えており、侮辱しているように感じるという。女性ディレクターは“Like A Girl”というイメージが思春期のうちに刷り込まれ、女の子の自信に影響すると推測した。

“なよなよ”とした動作をした女性も、周囲の“Like A Girl”のイメージを崩さないためにそのようにしたのであり、「それは明らかに自信を損なうと思う」と認めている。そうした検証結果から女性ディレクターは“Run like a girl.”に対する疑問を世間に投げかけるのだ。

矢野顕子はこのCM動画を見た感想を述べながら、中でも赤いドレスの子が「“女の子らしく走るってどういうこと?”の質問に躊躇なく、“力いっぱい走ること!”って答えてるところでぶわっと号泣した私でした」と明かしている。まだ思春期を通らないピュアな女の子の心に感動したのだろう。

※画像はYouTubeのサムネイル。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)