ミュージシャンの辻仁成がお昼のバラエティ番組、月曜『バイキング』に出演した。オープニングの紹介からMCの坂上忍に「人間的にしょうもない奴ら」と手荒く扱われていた辻だが、終盤にはついにキレて「生放送に向いてないから!」と坂上を一喝することになる。
映画監督や演出家、作家としても知られる辻仁成が、2月23日の月曜『バイキング』(フジテレビ系)に生出演した。坂上忍は柔道家の篠原信一さんと共に2人を「芥川賞作家と五輪メダリストという豪華なゲスト」と紹介しながらも、「ただ、人間的にはうんこみたいな連中なんで」と初っ端から容赦ない。
ひとつ目のコーナーで“角が立つ言葉”を“角が立たない言葉”に言い換える企画を行った時には、坂上忍が辻仁成に対して「言葉については魔術師だから」と期待すると、「ずいぶん、上げたり下げたり激しいね」と辻が返すなど率直なやりとりが見られた。
『お宅のお子さんうるさいんですけど』のお題に対して、辻が「このマンションの壁、薄すぎませんか?」と言い換えたところ、坂上が「うわあっ! 正直言ってね、これじゃあ、離婚するわ」といじって、ムッとした辻からつかみかかられる場面もあった。
また、レストランでメニューをなかなか決められない妻に、『早く決めろよ!』という言葉を角が立たないように言い換えるお題では、坂上が「カツ丼2つ」と自分で決めてしまうやり方を回答。辻は「僕が決めてあげるよ、なんでも!」と答えて株を上げたが、坂上は「俺はこの言い方でやってきてバツイチだよ!」とバツ3の辻と比較してまたしても半ギレさせた。
そんな布石があった後に、ゲストに篠原ともえを迎えて『二択で見たメン』のコーナーに入った。デザイナーとしても活躍する篠原ともえが辻仁成のファッションを「おしゃれ」だと評価すると、またしても坂上が「辻さんはね、止めといた方がいいよ」と制した。辻が真顔で睨むので坂上も「この人、ホントに生放送に向いてないよ」と警戒する。
さらに、コーナーの解説者を務めた心理カウンセラーの塚越友子先生が「つりあい仮説と言って…」と説明していると、真横で顔を見ていた坂上が「塚越さんって、よく見るとガマガエルみたいですね」と発言。進行の伊藤利尋アナウンサーが慌てて「生放送ですから編集できません。この男が言いました! 一番、生放送に向いてませんから」と坂上の責任を追及する事態となった。
塚越先生が「よく言われます」と優しく対応してくれたのでその場は収まり、コーナーは進行する。だが、その後しばらくしてコメントを求められた辻仁成は、坂上忍を指さして「ガマガエルなんて言っちゃダメだよ! ホントに失礼! 生放送に向いてないから!」とそれまでのうっぷんを晴らすかのように一喝した。
ロケの中継を挟んでエンディングとなり、「辻仁成さんありがとうございました」と礼を述べた坂上忍だったが、最後の最後にスタジオを眺めて「ガマガエル先生は大丈夫かな?」とダメ押しした。辻の一喝もあまり響いてはいなかったようだ。
そんなハードな生放送を終えた辻仁成は、『辻仁成(TsujiHitonari) ツイッター』で「今回の滞在中の全てのテレビ出演終わりました」とオーストラリアビールを飲みながらつぶやいている。彼も月曜『バイキング』での濃い時間を終えてホッとしたことだろう。
※画像は『辻仁成 tsujihitonari Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)