ロックバンド・ポルノグラフィティの新藤晴一がツイッターで、街で耳にした女子の言葉についてつぶやいた。彼は「“若者の言葉の乱れ”なんておっさんくさいので言わないが」と前置きしているだけに、その「くそ」の使い方にはよほど危機感を持ったようだ。
いつの世でも「若者の言葉の乱れ」は問題視されるようだが、最近の言葉の多様化は歴史上でも珍しいのではないか。たとえば「やばい」は従来「危ない」といった不都合な時に使用するものだったのが、1990年代から「凄い」の意味で高く評価する時にも使うようになった。若者から流行りだした当初は違和感を持つ人も多かったのが、今では平気で使う大人も少なくない。
ポルノグラフィティでギターを担当する、新藤晴一も凄く感動した時には「やばい」くらいは使うのではないか。彼が2月2日に『晴一_koushiki(blackcaster) ツイッター』で「“若者の言葉の乱れ”なんて言い出すとおっさんくさいので言わないが…」と前置きしたのは、それほど厳しくは考えていないからだろう。
その彼が「それでも“くそ”はいけん」と指摘する。渋谷の街で耳にした「見知らぬ女の子が言った“くそ寒い”的な」使い方には我慢ならないようだ。「くそはウンコです。ウンコはいけん。画像貼付けようか? ウンコの」と興奮気味につぶやく彼に、読者からは「普段無意識にごく自然にくそ寒いくそ寒い言い続けてました…ウンコ寒いって…気をつけます!」と反省コメントが返ってきた。
ただ、“くそ寒い”などは若者だけでなくいい大人でも使いそうだ。新藤晴一の指摘を参考にして、男女に限らずうっかり使わないように気をつけたい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)