2月26日に発売となる『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』の完成披露発表会が25日都内で行われ、主人公・アクトの声を演じた俳優・松坂桃李と、同じく主人公・メーアの声を務めた女優・桐谷美玲が出席した。テックインサイト編集部ではイベントの後にドラクエファンの2人を直撃、そこで明かされた意外な一面とは?
1986年に第1作が発売されてから、これまで10作がリリースされた『ドラゴンクエスト』だが、キャラクターに声が入るのは今回の新作が初めて。松坂も桐谷も元々ドラクエファンのため、感激もひとしおだ。松坂は「ドラクエの歴史的瞬間に立ち会えて、幸せです。一生の思い出になると思います」、桐谷は「まさか大好きなドラクエに声で出演できるとは思っていなかったので光栄です」と2人とも喜びいっぱいに挨拶した。
さらに同発表会で公表された、ボス役・ヘルムードの声を担当した歌舞伎俳優・片岡愛之助も登場し、「人生で一番嬉しかったというぐらい」だとドラクエに参加できた喜びを爆発させ、「(嬉しくて)ずっと言いたかった、でも(情報解禁日があったため)言えなかった」とこの日を待ちに待っていたようだ。
さすがは国民的人気ゲームだけに、それぞれがドラクエに思い出がある。松坂は「6にハマっていました。母に“ご飯よ”と呼ばれてから、(また立ち上げる時間が勿体なくて)画面を消さずにセーブもしなかった。親に怒られるパターンですね」と振り返って苦笑する。桐谷は、「9にハマりました。大学に行く電車の中でもやっていたんですが、すれ違い通信していたので、こんなに皆やってるんだと。女子大でしたが、休み時間はドラクエ話で盛り上がっていました」と明かすと、片岡も「ドラクエは全部やっています」と各自負けじと、熱いファンぶりをエピソードで披露した。
そんな松坂桃李と桐谷美玲の2人に、テックインサイト編集部が話を聞いた。
――松坂さんは、今回、ヒーローの声を担当されましたね。ヒーローとしてやっつけたい物は何かありますか?
松坂: そうですね。蜘蛛(クモ)。ダメなんですよねぇ。駆逐したいですね。
――もし、部屋に現れたらどうされているんですか?
松坂: ティッシュでくるんと(続けてポイッと捨てる仕草)。
桐谷: (笑)
松坂: つぶすのはかわいそうだなと思って。彼も生きてるんで。くるん、ピッです(笑)。
――桐谷さんは今回、剣士の役ですが、やっつけたいものはありますか?
桐谷: 私は虫も大丈夫だし、カエルも大丈夫だし…。
松坂: おおーっ。ゴキブリがバーッと飛んできても?
桐谷: (顔をしかめて)ああー、それはちょっと。じゃあ、ゴキブリにします(笑)。
――桐谷さんはプライベートでは無敵なんでしょうか?
桐谷: あまり動じないですね。
――では桐谷さんは、ヒーローの男性には守ってもらいたいですか? それとも自分が守ってあげたいですか?
桐谷: そりゃあ、守ってもらいたいですよ。「守ってるぜ!」って感じじゃなくて、すっとさりげなく…。歩いてて危なくない方にすっと入れ替わってくれるとか…。
松坂: ジェントルな感じ?
桐谷: そうですね(笑)。
俳優デビューも戦隊ヒーローもの、今回も主人公のヒーロー役、まさにヒーローが似合う松坂だが、意外にも小さな蜘蛛が苦手だそう。一方、昨年、米映画サイト「TC Candler」が選ぶ「世界で最も美しい顔100人」で8位、日本人で最高位となった、世界も認める美人の桐谷は怖いものはほとんど無いようだ。対照的な2人であるが、『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』では息の合ったアフレコを見せていた。ゲームの中での2人の活躍が楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)