2004年に放送開始され、スピンオフ企画まで登場した人気番組『人志松本のすべらない話』。昨年からは10周年プロジェクト『すべらないYEAR』と称し、北海道から沖縄まで全国7都市でのプレミアムライブを開催中だ。各公演かなりの盛り上がりを見せているこのライブだが、2月1日に行われた福岡公演ではちょっと悲しい出来事があったようだ。同ライブに参加した博多大吉が語った。
4日に放送されたTBSラジオ『たまむすび』で、水曜パートナーを務める博多大吉が2月1日に行われた『人志松本のすべらない話 プレミアムライブ』の福岡公演について語った。
当日は出演者として参加していた大吉。これまでにすでに東京、大阪など5都市を回った同ライブだが、福岡の熱気はすさまじかったようで共演者も「一番(熱気が)すごかった」と驚いていたという。その熱気は“全盛期のアントニオ猪木”を彷彿とさせたらしい。
最初から最後までおおいに盛り上がったというライブだが、その裏側でちょっと悲しい出来事があったようだ。なんと、スタンバイしていたにもかかわらず一回も出演できなかった芸人が2人もいたというのだ。
それは、パンクブーブーの黒瀬純とブルーリバーの川原豪介。実はこの2人、公演を観るためにわざわざ交通費を払って東京から福岡に帰省したらしい。その熱意を認めたのか、進行役の松本人志も「(話者を決める)サイコロで星マーク(誰がしゃべってもいいというサイコロの目)が出たら、サプライズで登場したら?」と出演を了承。舞台袖にスタンバイして出番を待っていたそうだ。
しかし、そういうときに限って「星マークがほとんど出なかった」そう。スタンバイしていた2人は、出演どころか観客に来たことさえも気づかれずに東京に帰って行ったという。
なんとも運のなかった2人だが、実際の松本のサイコロ回しは秀逸だったようで、「松本さんのサイコロ回しが面白いように回っていく」とその腕前を称賛した大吉。会場で盛り上がらなかったのは黒瀬と川原の2人だけだった。大吉は「持っている人と持っていない人の差は激しいな」といたく感じ入っていた。
ちなみにこのライブの様子は後日DVDとして発売されるそう。日の目を見なかった2人がDVDに登場することはあるのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)