女優・中谷美紀の日常について、彼女と仲の良いことで知られる綾瀬はるかがNHKの情報番組『あさイチ』にVTR出演して「なんかかっこいいなって思います」とコメントした。中谷の暮らしぶりは女優をしながらどこにその余裕があるのかと不思議なほどで、綾瀬はるかが憧れるのも無理はない。
映画『繕い裁つ人』で主人公となるこだわりの仕立て屋の二代目・南市江を演じる中谷美紀が、1月30日放送の『あさイチ』(NHK総合)に生出演した。番組では彼女とドラマ『JIN-仁-』で共演して以来、交流が続く綾瀬はるかから、あまり知られない中谷美紀の素顔が語られた。
番組では、イマイチよく分からない中谷美紀の素顔にVTR映像とともに迫った。彼女は撮影が終わった台本を「シュレッダーにかけます。それが気持ちいいんです。終わったー!って1枚1枚破いてシュレッダーにダダダダッってかける瞬間が自分の打ち上げなんです」と男前なところがあるようだ。
20代の時に単身インド旅行に行った際には、パスポート盗難、腹痛、牛のふんを踏むなど様々なアクシデントに遭遇しながらも一人旅を満喫したという。その行動範囲は広く、インド人も「いいなあ」と羨むほどで、きゃしゃに見える彼女のどこにそんなパワーが潜んでいるのだろうか。
また、彼女の素顔を知る友達として綾瀬はるかがVTRで登場。その姿に「あー! はるか!」と驚いた様子の中谷だったが、綾瀬から「和服美人のイメージとはちょっと違う」普段のチャーミングな部分を明かされると、照れ笑いを浮かべていた。
よく綾瀬と一緒に遊ぶという中谷。「あんまり同業者と交わることはないんですけれども、はるかさんは何故か気が合って、普段も時々遊んでいただいています。私の方からなんとなくメールしたりお誘いして、彼女は本当に忙しくて遠慮しがちなんですが、1年に何回かはお会いしてきゃっきゃして遊んでます」と楽しそうに語る。
司会の井ノ原快彦、有働由美子アナウンサーはそのツーショットの意外さに「お二人が道を歩いていたらもの凄い驚きですよね、美しすぎる圧が…」と驚きの顔を浮かべていた。
綾瀬はるかは中谷美紀について「テレビのイメージだと凛とされていて本当に品があって、実際もそうなんですけどすっごいおちゃめでユーモアがあって、いたずらっ子でなんか、とにかくおもしろい方なんです」と語る。
「茶道に連れて行ってもらったときとか器とか掛け軸とかすごく詳しくて、食事の管理とか徹底されているし、(中谷さんは)すごく食べられるんですけど自分も体にいいものとかってことをすごいちゃんと(考えられていて)、(私が、)『これぐらいいいじゃないですか』ってな感じでも徹底されていたりとか、語学にもすごい熱心に勉強されていたりとか…」と感心することばかりだ。
「自分にはできないなっていつも思うんですけど、何事にでも極めてらっしゃるからなんかかっこいいなって思います」とそんな中谷の暮らしぶりに憧れているようだった。
綾瀬のコメントにも出てきた「食事の徹底した管理」について、中谷は「栄養はとても大事にしています。一時期、6年間お肉を一切食べず、その代わりに炭水化物を過剰に摂取していたことでずいぶん体調を崩してしまったことがありまして」と明かす。
「その後、分子整合栄養医学というものに出会って、足りなかったタンパク質だとか、鉄分、ビタミンなど様々補ったら凄く元気になったんです。今では常に、栄養のことや食べる順番など考えています。タンパク質と食物繊維をたくさんとって、糖質の吸収を緩やかにすることはこだわっています。ドーナッツ食べたり…とか、本当は甘いもの大好きなんですが、血糖値の乱高下がしやすい体質なので、ここ5年くらいはお砂糖は控えています」という。年々輝きを増す、彼女の美の秘訣はそうしたこだわりにあるのだ。
映画『繕い裁つ人』は講談社『ハツキス』にて連載中の人気コミックを実写化したものだ。『嫌われ松子の一生』で日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞など映画各賞を総ナメにし、現在、連続ドラマ『ゴーストライター』でも話題の中谷美紀がその主人公を見事に演じる。仕立て屋・南市江は足踏みミシンを駆使するのだが、実は普段から裁縫などほとんどしないという彼女、映画のために足踏みミシンを猛特訓して三島有紀子監督に手作りのポンチョをプレゼントするまでに上達したという。
そんな中谷美紀のこだわりが光る映画『繕い裁つ人』は、2015年1月31日(土)より全国ロードショー。
(c)2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)