三上博史がラジオ番組『たまむすび』に出演し、あまり知られていない“母親との思い出”について話した。また、彼は「今、出演したいテレビ番組」として“アノ番組”を挙げた。ドラマや映画でのクールな役柄からはイメージしづらい意外な番組であった。
1月9日放送の『たまむすび』(TBSラジオ)内のコーナー「その筋の話」に、俳優の三上博史がゲスト出演し“中学時代の大胆な行動”や“母親との思い出”などを語った。
中学生の頃に横浜に住んでいた三上は、ある日の通学中に“同じ方向を向いて歩く大勢の背中”を目にした際、何か違和感を覚えたのだと述懐する。そこで学校へは行かずに帰宅してきた彼は、すぐさま制服から普段着に着替えた。
そして家族を心配させないよう「これは旅ですから、すぐに帰ってきます」と一筆書いてから、お金を握りしめて家を飛び出した中学生の三上は、列車内で一泊するために夜行列車に乗って能登へ向かったのだという。当時の心境を「何か、もっといろんなものを見たかったんでしょうね」と振り返る三上に、番組パーソナリティの小林悠アナウンサーは思わず「うわぁー、何かホントすごい」と舌を巻いていた。
また、三上が役者を始めてからしばらく経ったある時のこと。母親から急に「左幸子さんの映画が再上映されるから、観に行こう」と誘われたそうだ。そんな誘いは初めてのことだったので、不思議な気持ちを抱えながら「行こう、行こう」と三上が答えると、母親は「実は、私(その映画に)出てるのよ」と打ち明けたそうだ。
聞けば、三上の母はかつて新東宝の2期目のニューフェイスとして女優活動を行っていたという。その後、母が出ている映画を一緒に観たと話す三上は、母の演技について「(劇中のセリフは)一言だったんだけど、すごい下手くそだったんですよ。『この血を引いてたら、ヤバイぞ』と思った」と、どこか嬉しそうに語った。
この他にも、映画『私をスキーに連れてって』で人気が出た時に抱えていた苦悩や、1月24日スタートのWOWOW連続ドラマ『贖罪の奏鳴曲』の見どころなど、余すことなく語り尽くした三上。中でも、リスナーから寄せられた「今後、バラエティ番組への出演は?」との質問にも「『5時に夢中!』出してって言ってんだけど、出してくれないんですよ」と答える様子は何とも印象的だった。
この日の放送ではフランクな一面を見せてくれた三上。そんな彼がマツコ・デラックス、中村うさぎ、岩井志麻子といった個性的なコメンテーター陣を擁する『5時に夢中!』にゲストとして登場した際に、一体どんな化学反応が起きるか、見てみたいという視聴者も多いのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 TORA)