「親からもらった体に傷をつけるなんて」と、美容整形がタブー視されたのは今は昔のことらしい。特にボトックスやヒアルロン酸の注入といった、いわゆる「プチ整形」と呼ばれるものは一般女性の間でも人気が高い。女装家タレントのミッツ・マングローブも、自分の鼻の形が“普通ではない”と思い悩んでいた。
ミッツ・マングローブが「来年、鼻を整形しようと思っている」と宣言したのは、12月1日に放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)の『整形美人はアリか?ナシか?徹底討論SP』でのこと。これまでミッツは親へ申し訳ないという思いから、ピアスの穴さえ開けることをしなかった。しかしタレントとして有名になったことで、若い頃からコンプレックスであった鼻の形を「整形に失敗して、あんな鼻になった」とネット上で揶揄されるようになった。これがよほど苦痛だったのだろうか。ミッツは“普通の形の鼻にする”と決意し、親にも理解してもらったとのことだ。
一方小学生の娘を持つタレントの千秋は、どうしても母親の立場から美容整形には反対派である。外科手術はもちろん、メスを使わない“プチ整形”であっても、美容整形にはリスクがあることは同番組に出演していた専門家も認めている。安全性を考えれば、親として美容整形に反対するのも無理もない。
千秋自身は親から「可愛い、可愛い」と育てられたのが功を奏したのか、自分の目が小さいことを自覚はしているが整形しようとまで悩んだことは無いそうだ。それが結婚して娘が生まれた時、離婚した夫のぱっちりした目元を受け継いでいたのが、何より嬉しかったらしい。彼の大きな目元が独身時代は好きだったという千秋。娘の顔を見ながら、“あぁ私は、これで結婚したんだ”とさえ感じたという。この千秋の発言に進行役の阿川佐和子が、「補填本能というのが生物学的にあるらしい」と話す。無意識のうちに自分に足らないものや、無いものを遺伝に求める行為だという。
大竹まことが離婚について指摘すると、千秋は「だから生まれたから、もう用が無くなっちゃった」と苦笑いした。これには、司会のビートたけしも、「可哀想だよ、種付け馬じゃあ…」と前夫に同情しきりの様子であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)