ロックバンド・GLAYが音楽トーク番組で、デビューしてからの20年間を振り返った。その中でJIROが買ったばかりの車に、TAKUROの車がぶつかってしまったことが明かされた。ところが、そのTAKUROからもまさかのカミングアウトがあり、JIROが「そうだったのか!?」と驚く場面も見られた。さらに、伝説の20万人ライブでのエピソードも語られた。ロック史上に輝く大仕事を終えた彼らを、意外な出来事が待っていたのだ。
GLAYの4人が11月30日放送された『LIVE MONSTER』(日本テレビ系)に出演して、“20年間のGLAY伝説と反省会”と題して過去の映像を見ながら当時を振り返った。デビューからの歴史を追う中で、1997年に出したベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』が「日本で最も売れたアルバム」としてギネス世界記録となったことから、MCの中村正人(DREAMS COME TRUE)が「売れたと実感したのはいつ?」と質問した。
ベースのJIROは、東京の満員電車に乗るのが嫌だったという。彼は念願のミニクーパーを購入した時に“売れた”と実感したようだ。ところが、納車したばかりのミニクーパーに乗って撮影するスタジオに向かうと、TAKUROが「JIROごめん! ぶつけた!」と言ってきた。そのずいぶん昔の話をJIROが語ると、TAKUROが「“天狗になるなよ”って、ドーン!」とぶつけたことを明かした。JIROは初めてそれを知り「そうか、そうだったのか!?」とまじまじとTAKUROを見つめた。「俺も自分の車ですからね」とTAKUROは自分の車も傷ついたことを説明している。
そんなTAKUROも予想外な出来事に唖然としたことがある。1999年に幕張で開催した『GLAY EXPO』で観客20万人を動員する。“伝説の20万人ライブ”だ。しかし、あの歴史に残るライブを終えてもGLAYは冷静だった。TAKUROは「大渋滞になる前にメイクのままで打ち上げ会場に向かった」と明かす。
ところが、会場の店に到着すると、店員から「お客さん、早いね~」と言われ、予約した夜10時まで1時間待たされた。スーパーライブを終えたロッカーもただの人だ。やがて、打ち上げが始まると、その店に当時はまだJUDY AND MARYで歌っていたYUKIがやって来た。彼らを見つけると「あれ、飲んでるの~っ、今日は何があったの?」と普通に聞いてきた。TAKUROはその情景を思い出して「天狗になりかけた俺たちの鼻がポッキリ折れた」と再び反省していた。
ボーカルのTERUにも辛い思い出がある。カウントダウンライブでのことだ。「カゼを引いて声が出なくなって大泣きした」という。それでも、TAKUROとJIROが「大丈夫だよ、俺たちがサポートするから」と支えてくれたのでなんとかやり切れた。だが、ギターのHISASHIだけは「そっぽを向いていた」そうだ。そのことを指摘されると、HISASHIは「実は、カゼをうつしちゃったんですよ」と何も言えなかった理由をカミングアウトした。
GLAYはこれまでに、L’Arc-en-Cielのhydeや氷室京介とのコラボを実現している。中村正人から「次にコラボしたいのは?」と聞かれると、HISASHIが「ドリームさんですね」と答えてメンバーを慌てさせた。中村も「ドリームさんで結構です」と言いながら「25年間やってきて、ドリームさんって言われたのは初めて」だと苦笑していた。それほど印象に残ったのだ。次はGLAYとドリカムのコラボが実現するかもしれない。
※画像は『TERU GLAY _t_e_r_u_ Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)