お歳暮を贈る相手としてまず頭に浮かぶのはお世話になっている仕事関係者だが、最近は圧倒的に親族関係に贈る方が多いそうだ。お歳暮にまつわるエピソードは色々あろうが、その中のひとつに“一度贈るとやめられない”という悩みが意外にも多いのだ。
「毎年同じものしか贈ってこない」「どこにでも売っているお菓子よりも、地元の特産品が欲しい」。お歳暮を贈れば贈ったで選ぶ品物が気に入らないと文句を言われ、贈らなくても文句を言われる。独身時代なら“面倒くさいから”と避けて通ることができても、結婚して新しい親戚関係が生まれるとそうも言っていられない。
11月28日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)内で「親戚間のお歳暮トラブル」について討論した中で、曜日準レギュラーの坂上忍も“独身時代と結婚してからでは対応が違う”と持論を展開した。
現在彼は独身なのでお歳暮に関しては仕事関係者のみ、手配は経営している個人事務所のスタッフに任せているという。だが結婚すれば感謝の思いを込めて、お互いの両親にお歳暮を贈るべきだと主張する。
そんな坂上も頭を悩ませたのが、お世話になった監督が引退したとき。ずっとお歳暮を贈り続けてきた相手だが、この機会を逃したらやめ時が難しくなる。しかし利害関係だけでその監督と付き合っていたのではなく、人柄が好きだったからこそ感謝を込めてお歳暮を贈っていたのだ。悩んだ末に坂上が出した結論は、「監督が死ぬまで贈り続ける」。それぐらいの覚悟がお歳暮には必要だと話していた。
番組ゲストの坂下千里子のように最初から親戚には何もせず、贈られてきた方だけにお返しをするという考え方もある。しかしスタジオ出演者の男性陣は彼女の言葉に驚いていたので、芸能人では珍しいケースなのであろうか。坂下がいないところで親戚から悪口を言われているはずと脅され、彼女は若干暗くなっていた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)