俳優で実業家の伊勢谷友介が、栃木県那須塩原市の黒磯駅前でマイクを手に「市民の投票」を呼びかけた。彼がツイッターでその写真を投稿したところ、「伊勢谷さんの演説、聴きに行きたかったな~」、「安倍内閣解散の総選挙かと思ったわ(笑)」など反響が起きている。彼が代表を務めるREBIRTH PROJECT(リバースプロジェクト)が関わる「市民の未来は市民が決める投票」とはどのようなものなのか。
11月17日、黒磯駅前に伊勢谷友介が現れた。彼が『伊勢谷友介(Iseya_Yusuke) ツイッター』で「選挙演説のようですが、違います笑」と断りながら、街頭でマイクを手にする姿を公開している。
伊勢谷友介は“黒磯駅前活性化懇談会委員”として協働してきたことから、今年の4月に那須塩原市より、総務省「地域力創造アドバイザー」に登録された。彼が所属・代表を務めるREBIRTH PROJECTは、黒磯駅周辺を調査研究して新たな地域づくりに取り組もうと考え、クラウドガバメントラボ(CGL)として、まちづくり“黒磯駅前活性化プロジェクト”に関わる。クラウドガバメントラボ(CROWD GOVERNMENT LAB.)とは「誰かに任せる民主主義から、自分で決める民主主義へ。」をコンセプトとした研究所である。
「商工観光業をはじめ、黒磯駅前に関わる多くの市民の方々の参画を得ながら、これからのまちづくりについて協議、検討を重ねる活動」である黒磯駅前活性化プロジェクトを推進する地域団体“えきっぷくろいそ”が、12月に『まちづくり市民投票』を実施する。そのPR活動として、11月17日に伊勢谷とCGLのスタッフが黒磯地域を訪れた。
伊勢谷は黒磯高校をサプライズ訪問して、高校生たちからまちづくりについて意見を聞くなど活発に動いた後、午後5時30分より黒磯駅前で街頭PRを行った。ツイッターで投稿した、マイクを持つ彼の姿がその時のものだ。
その場に居合わせた人々から、「伊勢谷さんは今日のために台湾からいらしたのですよね? 一日お疲れ様でした!」、「学校おわって放課後すぐ電車に乗って福島から来た甲斐がありました。挫折禁止! わたしも座右の銘にしてがんばります!」などのコメントがあり、「サインありがとうございました。ファンである姉も大変喜んでいました!」とアナログ投票所となる黒磯駅前の無料休憩所“カワッタ家”で彼にサインをもらった人もいる。
他にも読者から「安倍内閣解散の総選挙かと思ったわ(笑)」、「もしコレが選挙演説なら、伊勢谷さんのマニフェスト配りまくる係やりまーす」、「私も動きます。行動します」と反響があった。
“えきっぷくろいそ”による『まちづくり市民投票』は12月5日(金)~12月19日(金)の期間で、インターネット投票やカワッタ家などの市内投票所にて投票が行われる。地域活性化の新たなケースとして注目が集まりそうだ。
※画像は『twitter.com/Iseya_Yusuke』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)