今月5日、一部スポーツ紙が報じた大人気ご当地キャラ・ふなっしー“引退へ”の記事。ネットニュースなどでも取り上げられ大騒ぎとなったが、すぐにふなっしー本人がツイッターで「デマ」だときっぱり否定した。この素早い反応に、取り上げたスポーツ紙側は社内がパニックになるほど慌てふためいたという。
この引退記事が出た時、熱心なふなっしーファンの間では動揺はさほど無かったようだ。日頃から自らの言葉で将来の夢やファンへの思いを伝えていたふなっしーが、引退という重大な決断をスポーツ紙の記事で発表することは考えられなかったからだ。だが今やふなっしーは誰もが知るスター的存在。「ふなっしー引退」と確定的な文言となり、ツイッターを中心に瞬く間に広まってしまった。
この時ふなっしーは、テレビ番組のロケでアメリカに滞在していた。タイトなスケジュールの中このニュースが耳に入ったふなっしーは、すぐさまツイッターで引退説を否定。現地では真夜中となるのにファンへ向けて、「みんなもデマには気をつけてなっしー」とツイートした。前後のつぶやきから分かったのだが、この後ふなっしーは、睡眠時間を3時間くらいしかとることができなかったようだ。
11月9日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)でも、このふなっしーの引退騒動を取り上げスポーツ紙に記事の意図について話を聞いていた。
まさかふなっしー本人が記事が出たその日の夜に、否定するとは思っていなかったようだ。社内は冷静さを失って、パニック状態になったという。そして過密スケジュールで疲労困憊だと伝えられているふなっしーの「健康を気遣いしての記事」であり、決して引退を煽るものではなかったようである。
みんなを安堵させるために海外で睡眠時間を削ってでも、ツイッターでメッセージを送ったふなっしー。フォロワーが100万人到達目前となっているのも、こうした真摯な姿勢があるからこそだろう。
(TechinsightJapan編集部 みやび)