エンタがビタミン

writer : ume

【エンタがビタミン♪】前田敦子、大人の恋愛・群像劇に初挑戦。「歌舞伎町はいるだけで不思議な気持ちになれる」

AKB48を卒業してからアイドルにとどまらず本格派女優への道も歩んでいる前田敦子が、大人の恋愛・群像劇に初挑戦した。歌舞伎町のラブホテルの店長の彼女で有名ミュージシャンを目指すヒロインを熱演する。

23日、東京・有楽町にて第15回東京フィルメックス 特別招待作品 映画『さよなら歌舞伎町』舞台挨拶が行われ、前田敦子、南果歩、廣木隆一監督が登壇した。廣木監督初参加となる前田は、「呼んで頂いて本当に嬉しくて、名前を聞いただけでお願いします!という気持ちでした」と嬉しそうに語った。

キャスティングについて「理由はない。難しい、いいところのないダメダメな役で出てもらえるだけで有難かった」と腰の低い発言をした廣木監督に、前田、南、そして会場から笑いが起きた。

仲がよいのが伝わる舞台挨拶 南果歩、前田敦子、廣木隆一監督

「弾き語りをするところが(役に)向かいあったところ」と語った前田は、「1曲まるまる弾いてと言われ、撮影に入る1か月前からギターをみっちり練習した」ことを明かした。ギターの腕前は「芝居どころかギターを熱心にやってもらった(笑)」と言う廣木監督のお墨付きだ。

大人の恋愛・群像劇に初挑戦の前田は、「いろいろな人の心の中に入って見れる群像劇がすごく好き」「(撮影中)同じ時間を別々にどう過ごしているのか。やっている時も刺激的だった」と自らの役を振り返った。また前田の彼を演じた染谷将太については、「日常の普通のカップルの会話をするのに、入りやすい空気感が有難かった」と感謝した。

「これはどんな映画になるのだろう」と現場で思った 南果歩

前田が「普段は行かない、皆がいるだけで不思議な気持ちになれる」と語った新宿・歌舞伎町を舞台にした本作。アイドルから大人の女性の階段を上っている前田敦子の演技は一体どんなものなのか。「手と足を同時に使う凄いテクニックを披露している」と明かした清掃員役の南果歩の演技と合わせて、楽しめることは間違いなさそうである。

ラブホテルで交錯する男たち、女たち 身も心も触れ合うとき、きっと何かが見えてくる―不器用で愛おしい人々へ…。

映画『さよなら歌舞伎町』は、2015年1月24日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次公開される。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)

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