このほどノルウェーで、ある自転車競技大会の最中にとんでもない事故が発生し、選手たちが次々と病院に搬送されてしまった。衣料用洗剤が入ったミニボトルをスポーツドリンクと勘違いしたのだ。
自転車競技が大変盛んなことで知られるノルウェーの、オスローにも近いレナで行われた“Fredagsbirken”というロードレース。ところが、スポンサーが宣伝のためにその道端で展示、配布していた“Omo Aktiv & Sport”という液体洗剤のボトルを選手6名がスポーツドリンクと勘違いし、それで喉をうるおしてしまった。スポーツでの汗や汚れをスッキリ洗い落とす強力な洗剤の原液に選手たちの喉から胃にかけての粘膜は焼け、当然ながら競技をあきらめ病院へ。現在も入院中で治療が続いているという。
“Omo Aktiv & Sport”は他の多くの国では“Surf”シリーズの名で販売されている有名な洗剤だが、ノルウェーではまだ新顔とのこと。もちろん人体にとって危険な成分も含まれている。ボトルの手前に張り出された用紙には、「これは洗浄液です。飲み物ではありません」との警告が示されているが、この紙は事故が起きてから張り出されたとの指摘もあり、イベントの関係者からも配慮に欠けた宣伝活動であったとの批判が集まっているもようだ。
※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)