エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】“TOKIO力”の解釈に山口達也が苦笑。芸人からは「我々の仕事からっきしやで!」と苦情。

TOKIOの山口達也が出演した『行列のできる法律相談所』で、レギュラー出演者の北村弁護士が注目キーワード“TOKIO力”を紹介してその内容を解説した。所属グループを目の前で称賛されて山口は苦笑するような表情を見せていた。MCの東野幸治ら芸人たちからは「アイドルになんでも当たり前にやられると、我々の仕事はからっきしやで!」と突っ込まれる始末で、この“TOKIO力”は本人たちにとっては微妙な言葉となりそうだ。

TOKIOがCDデビュー20周年を記念して日本テレビとのコラボで送る8日間の企画“祝20周年!TOKIOスペシャルDAYS”が9月21日から始まった。スタートとなった『ザ!鉄腕!DASH!!』ではゲストの織田信成が宮崎を訪れた“0円食堂”で意外な料理の腕前を発揮。ぶどうのコンポートを作ると『祝・20周年 TOKIOおめでとうございます!』の旗を立ててお祝いしてくれ、長瀬智也も「まさか、宮崎で20年目の誕生日を迎えるとは」と感激していた。そのように企画番組の中ではTOKIO20周年にまつわる仕掛けがあるようだ。

企画第2弾は『行列のできる法律相談所』に山口達也がゲスト出演した。弁護士軍団の先生方による“知らないと時代遅れ。注目のキーワード”を紹介するコーナーでは北村晴男弁護士から「TOKIO力」なるキーワードが紹介された。山口達也もよく知らないのか「えっ?」といった表情を見せた。さらに北村弁護士が「TOIKO力とは、自給自足のサバイバル能力、諦めない精神、思いやる心など、まさにTOKIOの総合的な人間力を表すもの」と説明すると、山口も照れてしまい苦笑しながら聞いていた。

MCの東野幸治がそれを受けて、「村を作ったり、島を作ってますよね」とDASH村やDASH島の例を挙げたので、山口も「そうですねー」と頷いた。すると、訴えるように「ジャニーズのアイドルにそんなことを当たり前にやられると、我々、芸人なんか仕事からっきしやで!」と言われてしまう。共演していた陣内智則も「やってる内容は、バイきんぐの小峠がちょうどイイねん!」と突っ込んだので、山口も笑うしかなかった。

この“TOKIO力”がネットで話題になったのは今年の6月頃だ。当初は「自給自足によるサバイバル力」という意味合いから誕生したようだが、ツイッターで様々な解釈がつぶやかれており「心折れそうになった時こそ、脳内TOKIOに“お前が消えて喜ぶ者に、おまえのオールをまかせるな”と宙船を歌わせられる力ではないか」、「どんな人からも頼りにされて力を貸したくなるような、コミュ力とカリスマ性あっての“コミュニティ全体としての自給自足”のことを指すのだと思う。とんでもない能力だよ」などの解釈もあり奥が深い。

ただ、今回、『行列』で取り上げられた際には「“TOKIO力”という言葉を聞いた山口さんの微妙な表情が脳裏に焼きついている」、「TOKIO力ねぇー、本人たちは“何それ!?”っていう感じだろうな」と感じた人も少なくないようだ。また、「ネタでTOKIO力とか言うならまだしも、こういう言葉ができて一人歩きするのはちょっと…」、「TOKIO力とかリケジョとかそういうの大嫌い」といった意見も出ている。

“TOKIO力”を自分の中でモチベーションを高めるために使うのは効果的かもしれないが、TOKIOのファンであるほど安易に一人歩きして欲しくないという思いがあるらしい。確かに、他者から「TOKIO力あるねー」、「もっと、TOKIO力出さなきゃ」なんて言われると複雑な気持ちになりそうである。多くの人々から愛されて20周年を迎えたTOKIOを祝福する意味でも“TOKIO力”を正しく使いたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)