ご当地キャラ・ふなっしーの大ファンで知られている大渕愛子弁護士がこの夏、念願の“ふなっしーカー”を手に入れた。イタリアを代表するカーブランド・FIATの限定モデル「500 GELATO」をベースにして、ふなっしーバージョンを専用製作したのだ。
1979年12月に公開された映画『ルパン三世 カリオストロの城』。クラリス姫を救うため、ルパンの運転する黄色の旧型Fiat 500と姫を乗せた赤いCitroen 2CVが激しいカーチェイスを展開する場面を覚えておられる方も多いだろう。
今年6月に発売されたFIAT「500 GELATO」モデルは、全国150台の限定車。特別色として用意されたバニライエローのボディカラーは、何ともお洒落で可愛らしい。
“そのボディのバニライエローが、まさにふなっしー色”だと興奮する大渕愛子弁護士。9月16日放送の『今夜くらべてみました(日本テレビ系)』では、FIAT公式ディーラー「フィアット麻布十番」に乗り込んだ彼女に密着。人生で初めて新車を購入するという大渕弁護士が、『500 ふなっしーVersion』を274(ふなっしー)万円で即決した様子が放送されたのだ。
『Fiat Japan Facebook』にはその『500 ふなっしーVersion』の写真が、掲載されている。目を引くのはふなっしーの目に見立てて飾り付けられたヘッドライト、その間には逆三角形の口、ナンバープレートの上には真っ赤なリボン。ダッシュボードの上に所狭しと並べられているのは、ふなっしーのキャラクターグッズ。番組を見たふなっしーファンは「夢みたいな車、ぜひ乗ってみたい!」と、ツイッター上では大好評である。しかし『Fiat Japan Facebook』に寄せられているコメントには、「ブランドイメージが確実にマイナス」「私は恥ずかしくて乗れない」など否定的な内容も目立つ。
だがこの車体外部の飾り付けの多くは番組用の演出であるらしく、9月17日のブログ『大渕愛子の無駄のない日々』で、「実際に車道を走るときには目やリボンなどの飾りはとるので、大丈夫です」と本人が記している。車内のふなっしーグッズも、実際はこれほど大量に乗せて走らないであろう。
2008年のあるインタビューで当時のフィアット カントリーマネージャーは、「フィアットのイメージは、一言では“JOY”」「ぜひ自分の大切な世界がある人に乗ってほしい」と述べている。まさに大渕弁護士の“ふなっしーカー”はこのコンセプトにピッタリ。だからこそFiat Japanも彼女の要望を受け入れてくれたのだろう。記者はフィアットの“遊び心”に拍手を送りたい。
※ 画像はfacebook.com/FiatJapanのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 みやび)