エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】爆笑問題、「日本エレキテル連合はほぼ当確でしょ?」。タイタン悲願の流行語大賞となるか。

今年大ブレイクのお笑いコンビ・日本エレキテル連合の営業スケジュールが、大変なことになっているらしい。所属事務所の大先輩である爆笑問題は彼女らの下積時代の極貧状態をよく知っているので、日本エレキテル連合が“一夜にして人気者になった”と評されることに抵抗感があるようだ。

昨年末から「ネタ見せ」番組に立て続けに出演し、“衝撃的なキレのあるコント”が評判となった日本エレキテル連合。特に“未亡人朱美ちゃんシリーズ”の「ダメよ~ダメダメ」が今年に入って幼児や小学生の間で大流行となり、地方での営業はどこも家族連れの客で超満員。今年後半のバラエティ番組は日本エレキテル連合一色になりそうな勢いである。

彼女らの活躍ぶりを、“彗星の如く”、“一夜にして”と世間では見ている向きがあるという。しかし同じタイタン所属の爆笑問題は借金取りに追われたり、ガスも水道も止められるかも―という切羽詰まった状態だった2人をよく知っていると話す。日本エレキテル連合は2007年10月にコンビを結成、当時は松竹芸能に所属していた。2010年6月にタイタン入りしたのだが、全く鳴かず飛ばず。今年の正月頃までは日用品にも困る極貧生活で見かねた田中裕二が、前倒しで「お年玉」を贈ったほどだったのだ。

9月23日深夜放送のラジオ番組『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)によると爆笑問題の2人は小島よしおやレイザーラモンHGのブレイク時と重ね合わせ、今階段を駆け上がるように人気者になっていく日本エレキテル連合を感慨深げに見ているようだった。

小島よしおやレイザーラモンHG、そして近年ではスギちゃん。彼らも「ネタ見せ」番組から火がつき、共通するのはネタがちびっ子の間で大流行したことである。特に爆笑問題は、自分たちの番組がきっかけで売れっ子になったレイザーラモンHGの破竹の勢いぶりを、よく覚えているそうだ。全国の子どもたちが「フォー!」と腰を動かしながら、レイザーラモンHGのマネをする。当時彼と一緒に渋谷・道玄坂で番組のロケを行ったところ、多数の見物人で身動きが取れなくなり危険な状態になったことも。当時のレイザーラモンHGと今の日本エレキテル連合が、爆笑問題には重なって見えるのだ。

「だってアイツらね、何千、何万って(人を)集めるんだって」と、日本エレキテル連合の集客力の凄さに舌を巻く太田光。一世を風靡したテレビ番組『ボキャブラ天国』のイベントで、人気絶頂だった爆笑問題やくりぃむしちゅーらが一緒に出演しても観客は6千人止まり。いかに今の日本エレキテル連合の人気が凄まじいのかが、伝わってくる。

また日本エレキテル連合は一日で群馬県、埼玉県の越谷、静岡県の熱海と3か所を営業で回ったという。「そんな営業ある?」と驚く太田。自分たちも若手の頃は掛け持ちで営業した経験があるが、移動距離が短い2か所でのイベントであった。こんなハードなスケジュールの営業は「聞いたことない」というのが、素直な先輩芸人としての弁であろう。

田中はこれからよほど強力なライバルが出てこない限り、「ダメよ~ダメダメ」が流行語の年間大賞に当確だと予想しているようだ。流行語でノミネートされてもトップの大賞となると、お笑い芸人のネタでの受賞は大変難しいのだ(スギちゃんは大賞を受賞したが、小島とレイザーラモンHGはノミネートのみ)。タイタン初の流行語年間大賞を毎年狙っている太田ではなく、後輩の日本エレキテル連合になってしまうことになっても、爆笑問題の2人は彼女らの受賞に期待しているようだった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)