爆笑問題の太田光が、ラジオ番組でナインティナインに謝罪した。ナイナイのラジオ終了にまつわる“自身の発言”について、太田は反省の弁を述べた。

9月2日深夜に放送された『JUNK 爆笑問題カーボーイ』で、爆笑問題の太田光が今月末で放送を終える『ナインティナインのオールナイトニッポン』について語った。

これまでの経緯を振り返ると、まず先月21日の『ナイナイのオールナイト』番組終了間際に突如ナインティナイン2人（岡村隆史・矢部浩之）が“9月末での放送終了”を発表し、詳細については翌週の放送で説明すると話した。

これが大きな反響となり、26日深夜放送の『爆笑問題カーボーイ』では、太田が「何でやめちゃうんだろうね？　LF（ニッポン放送）も芸人を切るようになったらだめだな」と発言すると、相方の田中裕二は「（真相はまだ）わかんないじゃないですか。本人たちがもしかしたら（番組をやめたいと）言ったのかもしれない」と語るなど、ナイナイと親交のある芸人たちの間でも様々な憶測が飛び交った。

それから2日後（8月28日）の『ナイナイのオールナイト』において矢部が「（自分が）『番組を終わりたい』と言った」と明かした上で、太田に対して「芸人愛が強い方なんで、僕らを守ってしまったんでしょうね。（申し訳ないですが、事実とは異なるので）早急に謝罪コメントの方お願いいたします」と笑いながらコメントした。

この一連の流れがネットで話題になっていることを知った太田は、この日の放送で改めて自身の見解を述べた。今まで“切られた”経験しかないという太田は「自分から（仕事を）やめるっていうのがあるって知らなかった」と笑い、そんな自身の経験からナイナイのラジオ終了の一件もつい早とちりをしたと反省の言葉を口にした。

さらに、太田は「とんでもない間違いを犯してしまった。人のことは（とやかく）言うもんじゃない」と語るなど、すっかり反省モードに入ったかと思われた。しかし「オマエら（ナイナイ）が1週前に勿体ぶってそういうこと言うから、それを人から聞いて『それは』となって」と弁解し、あまりに衝撃的なことでついつい早合点をしてしまったと釈明した。

『ナイナイのオールナイト』終了の経緯が語られた放送に、ゲストとして登場した出川哲朗が次のような言葉を残していた。

「『やめちゃダメだって』これはリスナーの声であり、全芸人の声でもあると思う。あと他の番組のスタッフとか全ての声」

この言葉の後に、出川は“ナイナイ愛あふれる”太田の発言に理解を示しつつ「俺もラジオあったらヤバかった。『何終わらせてるんだ、LF』ってたぶん俺も言ってたよ」と発言していた。このように、ナイナイのラジオ終了はリスナーだけでなく芸人にとってもかなりショッキングな出来事だったようだ。その歴史に自ら幕を下ろす選択をした矢部に対して、太田はこの日「矢部君もホント長い間お疲れさまでした」とラジオ越しに優しく声をかけたのだった。
（TechinsightJapan編集部　TORA）