8月30、31日と放送された、チャリティー番組『24時間テレビ37 愛は地球を救う』。番組のクライマックスに、ベテラン歌手の小林旭が登場。代表曲「熱き心に」を大舞台で熱唱する姿に感動の声があがる一方、終始受け答えが無愛想な小林に対して不愉快になった視聴者もいたらしい。
『24時間テレビ37 愛は地球を救う』(日本テレビ系)では大物ゲストを日本武道館でお迎えするという大役を任された女性お笑いコンビ・日本エレキテル連合。特に子どもたちの間で人気のお笑いコンビで、ネタの「ダメよ~ダメダメ」が大流行中なのだ。
お馴染みのひげ面中年男・細貝さんと白塗り未亡人のメイクとコスプレで、スタンバイする2人。日本エレキテル連合の名前さえ聞いたことがなさそうなベテラン芸能人にも、グイグイ近付いてコメントを取るのが彼女らの仕事である。ネタとはいえ不躾な態度で接してくる日本エレキテル連合に対し、大御所の多くは苦笑しつつも彼女らに優しく付き合ってくれていた。
だが小林旭は日本エレキテル連合どころか、彼を紹介しながら一緒に歩くサバンナの高橋茂雄の方もまともに見ず、正面を向いて歩いている。不穏な空気を察したのか、白塗りの橋本は半歩下がり小林を凝視。たまらず高橋が「エレキテル連合の細貝さんが小林旭さんの大ファンだということです」と言うと、彼女は小林が歌っていた農業用トラクターのCMソングを熱唱。するとやっとチラリと日本エレキテル連合の方に視線を移したが、やはり無言のまま。この一連の行動がよほどインパクトがあったのか、ツイッターでは「小林旭、日本エレキテル連合をガン無視」というつぶやきが溢れ出したのだ。
また番組で作成したTシャツも着用せず、紙吹雪の舞う中フルコーラスで代表曲「熱き心に」を熱唱。さながら往年の歌謡ショーのような演出で、小林も満足そうであった。このような演出がチャリティー番組にふさわしくないと感じた視聴者がいたようで、“誰が主人公なの?”と疑問をぶつける意見がネット上で見受けられた。
ただこの「熱き心に」を久しぶりに聞くことができて、感動した―という方も多かったのは事実。この曲を歌う小林が一番輝いていた時代と同じ演出だからこそ、引き込まれた視聴者もいたはず。世代間のギャップなのか、昔と変わらない彼のぶっきらぼうさが災いしたのか。今回の小林旭の出演が物議を醸したのは確かである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)