世界の“公用語”として最も広く使われているイングリッシュ。発祥の地はもちろんイングランドである。しかしその街角を歩けば、時には吹き出すようなちょっとしたミススペルも見受けられるようだ。
ロンドンから西に170kmほど離れたブリストル市の、古くからある市場の町でこのほど撮影され、複数のメディアに紹介されてしまった“BUS STOP”ならぬ“BUP STOP”の標示。道路に極太の黄色いペイントで塗られたこの文字の話題はあっという間にSNSで広まり、一時は観光名所とまで言われていたことを英メディア『bbc.com』が伝えている。
市は「この土地の話題が大手メディアのヘッドラインを飾るなんて滅多にありません」とやや嬉しそうではあるが、市民からの税金が使用されているだけにそのミススペルを許すわけにはいかない。作業にあたった道路塗装業者はもちろん無償での塗り替えを余儀なくされた。
また「滅多にない」とは言いながら、ブリストル市は実は4年前にも同様の話題でヘッドラインを飾っていた。『Our Lady of the Rosary』という小学校の前の道路に、“SCHOOL”ならぬ“SHOOL”の文字がデカデカと塗られ、「子供たちに正しいスペルを教える義務がある。早くCの文字を」と、業者は数日間にわたり急き立てられたことがある。
※ 画像はbbc.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)