“こんなモノはわが国では売られていない!”思わず度肝を抜かれるような、あるいは爆笑してしまうようなモノにお目にかかれるのが海外の土産品。だが時には警察沙汰になってしまう珍品もあるようだ。このほど英ウェスト・ダンバートンシャーでは…!?
この画像は、英メディア『mirror.co.uk』が伝えているその記事のスクリーンショット。英ウェスト・ダンバートンシャーのクライドバンクに暮らすスティーヴン・ホワイトさん(37)は昨年10月、街の「プレイドーム・レジャーセンター」でタバコを吸っていたところ、銃器不法所持の現行犯として逮捕された。原因は義理の兄がブルガリア土産に買ってきてくれたライター。それは世間の人々を脅かす拳銃の形をしており、裁判では過去の犯罪歴が災いしてホワイトさんには15か月の禁固刑が下る可能性もあるという。
日本同様の厳しいスタンスで銃規制や取り締まりを行っている英国。ライターという危険物は子供が遊びたくなるような楽しい玩具、あるいは美しいアクセサリー風であってはいけないが、イタリア製の拳銃“ベレッタ”のような外見とあってはダブル・デンジャラス。そんなライターを顔面に向けて点火していたホワイトさんは無頓着すぎたようだ。
ちなみに日本や英国で一般人が公共の場で銃器を握ることができるとしたら、それはミュージカルなどで演技上どうしても必要と判断された場合や、お祭りの「射的」ゲームのみ。これに対し米国では、故マイケル・ジャクソンの父親が「ラスベガスでは護身のため常に実弾入りの拳銃を携帯している」と認めたことでもわかるように、州の管理当局に登録して銃所持が法的に認められている人は少なくない。
ただし弾薬の管理方法や銃の携帯方法については州によって法規が異なるため、州をまたいだことにより違法行為とみなされ逮捕されることがある。たとえばワシントンD.C.では所持は原則禁止だが、ラスベガスを擁するネバダ州の一部では人目につくようにして携帯するのであれば許可証も要らない。またニューメキシコ州では、許可証を持っていても実弾入りの銃を携帯して歩くことは違法。許されるのは自宅とマイカーの中のみである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)