中東発!Breaking News

writer : shiina

【中東発!Breaking News】2つの頭を持つ“結合双生”の白いイルカ、海岸に打ち上げられる。(トルコ)

近年、世界のあちこちでイルカが海岸に打ち上げられるというニュースが報じられている。そんな中で今月4日に、トルコ・イズミルの海岸にて頭を2つ持った結合双生のイルカが発見された。学術的な面からも非常に珍しいと話題になっている。

第一発見者である体育教師のTugrul Metinさんは、「自分の目が信じられませんでした。何かのイタズラかと思いましたよ」と振り返る。イズミルの海岸沿いを散歩中、海から流れ着いたイルカの死骸が砂浜に打ち上げられていく間に2つの頭を持っていることに気づき、とても驚いたそうだ。

体長約1メートルのこの白いイルカは、Metinさんが呼んだ警察によって調査のためにアンタルヤのアクデニズ大学に搬送された。すでに行われた検査では、片方の頭の2つの目は開いておらず、また潮を吹くための穴もふさがっている状態であったことが判明している。

体が結合した動物の発見はこれまでも意外に多く報じられており、カメやトカゲ、ネコなどの例が挙げられる。また今年1月には、メキシコのバハ・カリフォルニア半島にあるオホ・デ・リエブレ湖で、結合双生のコククジラが発見された

だが、イルカにみられる事例は滅多にないことであり、今回の調査に携わるアクデニズ大学の海洋生物学教授Mehmet Gokoglu氏は「学者として研究のしがいがあるテーマだ」と話している。

※ 画像はtelegraph.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)