今や世界に広がり、毎日話題が尽きない「ALSアイス・バケツ・チャレンジ」。多くの著名人がこのチャレンジを受けALSという難病が世に広まった一方で、指名を拒否する人や過剰に演出する人なども出てきて、その行為自体に賛否が分かれている。そんな中、ロックシンガーのダイアモンド☆ユカイがこのチャレンジを行ったことを報告。このチャレンジの流行で初めてALSという難病を知ったユカイは、「多くの人にこういった難病があることを知ってほしい」とチャレンジと寄付を行ったと同時に、過去に親族が体験した難病も告白した。
ユカイは25日、自身のブログを更新。TOKYO MXの番組「バラいろダンディ」で共演しているアナウンサー・長谷川豊から指名を受け、アイス・バケツ・チャレンジを行った。その姿はブログ内で見ることができる。
多くの人と同様、このチャレンジが世に広まるまでALS(筋委縮性側索硬化症)について全く知らなかったというユカイは、チャレンジへの参加と寄付を報告した。
そして、自身の周りに起こった「難病」についても語った。昔、亡くなった自身の叔父がパーキンソン病にかかっていたというのだ。パーキンソン病は、ALSと同様に難病とされ、手足の震えや歩行障害などが主な症状で、うつ病や認知症を併発しやすい病気と言われている。ユカイは自身の悲しい経験を踏まえ、「一人でも多くの人に、こういった難病があることを知ってほしいと思い、微力ながら俺はかぶることにした。もちろん寄付もする。」とチャレンジについて語っている。
一方で、「これ程大きな活動となったのは多くの人達の自発的な善意によるものだと思い、俺は指名しない。」と、チャレンジのルールである「次の3人の指名」は行わないと報告した。
明確な治療法が見つかっていないとされるALS。このようなチャレンジの拡散が単なる「流行」で終わるのではなく、治療法の研究・進歩につながることを期待したい。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)