ハワイのとてもレインボーなシェイブアイスもよいが、スペインでは今、ブルーからパープル、ピンクへとまるで紫陽花のような色を呈する“カメレオン・アイス”が人気となっているそうだ。
合成着色料や発色剤使用の有無は明らかにされていないが、ブルーで販売され、食べているうちにパープル、ピンクと色を変えるちょっとミラクルなアイスクリーム、“Xamaleon”がスペインのバルセロナに登場して話題となっている。
この画像はスペインのメディア『cocinatis.com』が伝えているその記事のスクリーンショット。発案者は37歳のマヌエル・リナレスさんだが、彼は自然科学をきわめて大学で教鞭をとっていたものの、方向をガラリと転換して現在はバルセロナのホテル・ビジネス専門学校に籍を置き、シェフの道を目指している。周囲からは「かつて学んだことをキッチンでも活かしてみて」と大きな期待が集まっているもようだ。
ブルー、パープル、ピンクといった変化には魚介類の寄生虫駆除や飲料水の処理、人工甘味料サッカリンの合成に使用される過マンガン酸カリウムの存在が想像されるが、幼い子らも食べたがるアイスクリームゆえ、「イチゴ、ココア、アーモンド、バナナ、ピスタチオ、バニラ、キャラメルといった天然成分から作りました。安全性にはこだわっていますがレシピは明かせません」とマヌエルさん。なめることでアイスクリーム表面の温度が上がり、色を微妙に変化させながらゆっくりと溶ける様子を楽しんで欲しいとのこと。ちなみに“Xamaleon”とはカタルーニャ語のカメレオンだそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)