AKB48は今、第2章が始まったばかりだ。前田敦子が卒業して以降、グループを長年支え続けてきた板野友美、篠田麻里子らが相次いで卒業。そして“AKB48の看板”とも言われた大島優子も6月に卒業した。“大きな存在”でもあった大島優子が不在の今、AKB48には何が残されているのだろうか。
映画『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』は、『DOCUMENTARY of AKB48』の第4弾。これまで絶対的エースという役割を担ってきた大島優子が、2013年の紅白歌合戦にてMC中に卒業を宣言するところから始まる。そして卒業コンサートが開催されるまでの約6か月間を軸に、ドキュメンタリー形式で描いている。
この6か月間、AKBグループには様々なことが起きていた。大波乱の「大組閣祭り」や、荒天のため中止になった国立競技場での大島優子卒業セレモニー、握手会での傷害事件や「選抜総選挙」。これまでの3作に比べても、本作はより多くの“事件”が起きている。しかし今回は特に、研究生ら普段あまり表に出てこないメンバーたちが、激動の中にいながらもそれぞれが心揺さぶられ居場所を探していく様がカメラに収められている。“エース不在”とも言われるAKBが第2章を迎え今後どうなっていくのか、ここに答えが見つけ出せるのかも知れない。
ちなみに、本作はドキュメンタリーということで主にハンディカメラで撮影されており、上映時間も約120分と長い。また「選抜総選挙」の裏側のシーンなど、1画面に多くのメンバーが出演する。推しメンを探すといった理由からも鑑賞の際には、座席は後方をおすすめしたい。
『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』
2014年7月4日(金) 全国ロードショー
(c)2014「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会
配給:東宝映像事業部
企画:秋元 康
監督:高橋栄樹
出演:AKB48
公式HP:http://www.2014-akb48.jp
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)