お笑い芸人の陣内智則がお昼のバラエティ番組『ごきげんよう』の中で、名前が漢字一文字しか違わない俳優の陣内孝則との“名前問題”について裏話を明かした。番組の収録前には陣内孝則の方から必ずメールしてくるというのだ。いつも「名前を変えろ!」と迫っている彼が、いったいどんなことを伝えてくるのか。
昨年の5月頃に俳優の陣内孝則が劇場版『仮面ライダーウィザード』に仮面ライダーソーサラーとして出演することから、「陣内孝則、最年長54歳でライダーに変身!」と話題になったことがある。当時のバラエティ番組『ダウンタウンDX』で、陣内孝則が「子どもたちから撮影現場で『すげえ、かっけー!』と人気だった」ことを嬉しそうに話していた。
すると、共演していたお笑い芸人の陣内智則が「こっちは、ネットニュースで『俳優・“陣内智則”(54歳)今度はちびっこの敵になる』と流れて、周りから『仮面ライダーに出るんだね』、『陣内さん54歳だったんですか?』と言われて困惑した」と訴えた。
それに対して陣内孝則は、「仮面ライダーだからいいだろう! 俺なんか『山ほど浮気して離婚した“陣内孝則”』って書かれるんだぞ!」と言い返している。この2人が共演するとこのように名前絡みで言い合いとなり、陣内孝則の方から智則に「早く名前を変えろ!」というのがパターンだ。
今年の7月1日、『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)に出演した陣内智則。彼はこの“名前問題”について「陣内孝則さんから番組の収録前には必ずメールを送ってくる」ことを明かした。
陣内孝則の方から、「収録でいろいろ言うけどごめんな、ネタだからね。いつもありがとな」と丁寧に挨拶があるという。さらに、収録を終えてからも「智則、今日はありがとな」とフォローメールがあるそうだ。
陣内孝則といえば、福岡にてロックバンド「ザ・ロッカーズ」のボーカルとして活躍していた頃から不良っぽい魅力で人気があった。やがてバンドは解散するが、彼は俳優として才能を発揮する。
倉本聰脚本のテレビドラマ『ライスカレー』で、女好きでトラブルが絶えないアキラ役を好演したのが1986年のことだ。以来、数々の映画やドラマで活躍しており、現在放送中のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』では一筋縄ではいかない「乱世が生んだ化け物」と呼ばれた大名・宇喜多直家を演じた。
そのような役が多いことから陣内孝則には傲慢なイメージに見られるが、陣内智則へのメールの件からも好人物だと分かる。タモリも参加することで話題となった福岡出身芸能人による“福岡会”も、始まりはパンクブーブー・黒瀬純が陣内孝則に声をかけたところ、陣内がリーダーシップをとって開いたという。
ところで、陣内智則が裏を明かしてしまったW陣内の“名前問題”だが、次に共演した時も「いい加減に名前を変えろ!」と言うのだろうか。先日、暴れん坊で知られるミュージシャンの泉谷しげるは『ワイドナショー』で松本人志や中居正広から「楽屋ではあんなに人懐っこくて、あいさつもていねいなのに…」とバラされて焦っていたが、泉谷も陣内孝則もその程度で揺らぐとは思えない。
※2枚目の画像は、『twitter.com/jinnai_tomonori』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)